今日の献立
久しぶりに駅弁を購入。
実は当店のお弁当を作るにあたり、参考にしたのが駅弁でした。
白ごはんではなく、具の入ったご飯をベースにシンプルなおかずをセットにしたお弁当。
当店はリピーターの方が多く、ご飯のテーマを絞ることはできませんが、そこは日替わりでカバー。
実際、三分の一ほどの方は毎日ご来店になるお客様で、大変ありがたく思っています。

で、そろそろ松茸でも・・と、狙っているのですが、なかなか難しいものです。
当店の価格(最高で600円)で販売するには、かなり高価な食材です。
今年は日照不足から、やや高値だとか。
ぜひとも近いうちにできれば良いのですが・・



本日は、鮪(マグロ)ご飯です。
メニューの中では割と古くからあるマグロご飯。
マグロはずっと勝浦(和歌山)の近海マグロを使っています。

当初は漬け(ヅケ)が乗っているのですか?とか、分かりにくかったマグロご飯。
お弁当では生は難しいので、ほぐした身を炊き込んでいます。

サッと湯引いて余分な脂をとり、皮と骨、血合い等を掃除して身をほぐします。
黄金出汁に生姜をきかせ、炊飯すれば完成です。

しっとりとして上品な身は、クセもなく非常に食べやすい。
DHAやEPA、カルシウムとタンパク質が豊富で生活習慣病の予防に効果的。
本来はタウリンが豊富な血合いも使いたいところですが、少々クセがあるので落としています。

以外に洗練された食味のマグロご飯はかなり健康的なご飯です。

◆おかず◆ 小松菜と油揚げの煮浸し トマスパ 高野豆腐のカレー煮

◎税込サービス価格 530円

★サービス券30枚でのお弁当への交換ですが、530円までのお弁当でお使いいただけます。
昨日の白いトウモロコシご飯。
生の状態では白いのですが、加熱すると少し淡黄色になります。
サラダなら変色しないのでしょうが、これは致し方ありませんね。
ただ、あの甘みはやはりホワイトコーン!
感動の美味しさでした。

本日は、鱈子(タラコ)ご飯です。
来月になれば漁も始まり、生タラコが入荷します。
今回は塩蔵のタラコが入荷。
特別に数の子もミックスした豪華魚卵のご飯になります。



タラコはスケトウダラの卵巣です。
また数の子はニシンの卵巣です。
どちらも秋から冬が旬ですが、魚卵は高級珍味です。

タラコを香ばしく焼き、ほぐします。
数の子はダシに漬け込み、ほぐします。
黄金出汁を調味し、焼きタラコを入れて炊飯。
炊けたら蒸らして数の子を混ぜ込みます。


焼いたタラコ・・何ともいいにおいです

ちょっと贅沢な本日のご飯は今回だけの一発物です。

◆おかず◆ 白シメジの卵とじ キュウリとワカメの酢の物 切干大根の五目煮

◎税込お給料前勉強価格 530円

【本日はサービス券の発行日です】
昨日の秋鮭ご飯。
やはり生の新ものは風味良く、ピュアな鮭の美味しさが生きていました。
来月まで生で出回りますが、段々と脂が抜けていきます。
後は荒巻や冷凍ものなど、鮭は通年楽しめます。
鮭児などという幻の鮭の購入ルートもありますが、ほぐしてご飯にするのはもったいない・・
と、炊き込みご飯屋が言ってはいけませんね。(苦笑)

本日は、玉蜀黍(トウモロコシ)ご飯です。
今シーズンのトウモロコシは前回で終わりにしたつもりでしたが、貴重なコーンが入りまして。
北海道のピュアホワイト。
そうです、白いトウモロコシです。


光の加減でやや黄色く見えますが、間違いなく白です(汗)

ピュアホワイトの特長はその甘さ。
ものすごく甘く、糖度はメロン並の19度。
シャキシャキとしてジューシー!
生でも美味しいトウモロコシです。

白いトウモロコシは栽培が難しく、非常に手間隙がかかります。
広大な土地を必要とし、主産地は北海道。
値は高く、幻のコーンとも言われています。
今回は八百屋さんの協力で、黄色と同じ値でいいですよと勉強していただきました。

皮をむき、ひげ根をとり、桂むきの要領で粒を外します。
50本のコーンの処理はかなりの時間を要します。
それから軸を大鍋でグラグラ沸かし、コーンの旨みを抽出します。
この出汁を使い、強力な火力で一気に炊飯します。
味付けは天塩のみで・・


ご家庭では真似のできない味!

本当にこれが最後で、次回は来年の初夏になります。

◆おかず◆ イリコの磯辺揚げ ロメインレタスの卵炒め 五目ひじき

◎税込勉強価格 530円
市場では生の筋子(スジコ)が出てきました。
スジコの薄皮をむいて中の卵を取り出し、塩や醤油で漬け込めばイクラのできあがりです。
イクラは自家製で作ると格別の美味しさがあります。
一度チャレンジしてみてください。
晩秋になると卵は大きくなりますが、皮も厚くなりますので早めに作るのがよろしいかと思います。

本日はイクラの親の秋鮭(アキサケ)ご飯です。
もちろん新物の生鮭で、北海道から初入荷です。

鮭は9月になると産卵のために川を上ります。
この時期の鮭は秋味ともいわれ、川を遡上する前なら最高に美味。


赤みの強い上物の秋味

秋鮭はイクラをとった後、上身にして出回ります。
魚屋さんが気を遣ってくれて、腹身ばかりを6匹分いただきました。
身はなるべく赤みの強い方が美味で、腹身の方が脂のりが良いでしょう。


焼けば白くなります

秋鮭に薄塩して香ばしく焼き、皮を取り除いて身をほぐします。
黄金出汁に鮭を入れ、生姜をきかせて炊飯します。

季節を感じる食材はやはり食べたいものです。
輸入の養殖物とは違う秋鮭をぜひご賞味ください。

◆おかず◆ 白ネギの卵とじ オクラのおかか和え 露地ナスと油揚げの煮浸し

◎税込勉強価格 530円
皆さん、三連休はいかが過ごされましたか。
台風の通過と重なりましたが、被害などなかったでしょうか。
おそらく農作物にも影響が出ているでしょうから、安定的な流通はまた遠のきそうです。

本日は、雑穀豆ご飯です。
北海道の黒大豆と九州の16穀米を使った栄養満点のご飯になります。

大豆は畑の肉ともいわれ、良質なタンパク質があります。
必須アミノ酸の9種をバランス良く含み、血中のコレステロールを下げて動脈硬化や高血圧の予防になります。
また、黒い皮に含まれる抗メタボ効果のあるポリフェノール。
有名な大豆イソフラボンは更年期障害や骨粗しょう症、乳がんの予防に効果的。
食物繊維も多く、老廃物を体外に放出し、便秘の解消にも繋がります。

そこに様々な効能(一つ一つご説明するとかなり長くなります。汗)がある16穀米をプラスしますので、当店の中でも最強のご飯の一つです。
ちなみに内容は・・もち玄米・もち赤米・丸麦・はだか麦・胚芽押麦・発芽玄米・もち黒米・もち麦・もちきび・ハト麦・青大豆・もちあわ・黒豆・ひえ・小豆・とうもろこし、です。

黒大豆はフライパンで香ばしく煎りますので、食感よく黒豆の甘みがダイレクトに感じられます。
また、もち黒米ともち赤米が入りますので、もっちりとしたご飯に・・

現代人は食事の欧米化で食物繊維の不足が叫ばれています。
美味しくて栄養満点(特に食物繊維、DHA、EPA、カルシウムが豊富)のしきしきごはん。
隠れファンの方も多い本日の黒豆ご飯は私も大好きなご飯です。

◆おかず◆ 竹輪の磯辺揚げ カレーキャベツ 高野豆腐の含め煮

◎税込サービス価格 530円
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2007/10/08
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料理家
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料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

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