6月6日（火）の献立

昨日のレンコンご飯。
事前のご予約が少なく、また出足の悪いスタートでした。
ピーク時にはそこそこご来店いただきましたが、早々に切れてしまいました。
これは残るかな？と、食べる気満々でしたが、それからあれよあれよと完売に。
最後にはお断りすることになり、大変申し訳ありませんでした。
もちろん、私どもの口にも入りませんでした。（涙）

本日は、烏賊五目（イカゴモク）ご飯です。
今や大変貴重で高価なスルメイカですが、珍しく八戸（青森）から入荷。
おまけにかなり勉強していただけました。
実は7月の料理教室でもイカの姿寿司を予定していますが、確保できるか今から心配しています。

今回はきざんだイカにゴボウと人参の笹がき、油揚げを入れて五目風のご飯に。
もちろん黄金出汁で炊飯し、香り良く旨みの強いご飯にいたします。

日本人は大のイカ好きです。
魚介類の需要量では、マグロやサケを抑えてイカがトップです。
生はもちろん、加工品など、イカを使った食品は非常に多いと思います。
そんなイカですが、市場であまり見かけないのは寂しいばかりです。
イカが沢山並ぶ日は、いつくるのでしょうか？

◆おかず◆　ブナピーの卵とじ　水ナスと油揚げの煮物　カレーキャベツ

◎税込サービス価格　530円

6月5日（月）の献立

本日は、蓮根（レンコン）ご飯です。
以前はよく入ってきたレンコンですが、取引先の倒産で入荷が減りました。
レンコンはいつでも買える食材ですが、安く仕入れるのがむずかしい。
その日の市場でお値打ち品を探してから献立を決める・・
そこが先の献立を公表できない理由です。

レンコンも初夏になれば新物が出てきます。
それも驚くような価格で・・
おそらく年末よりも高価で、一年で一番高値かと思います。
新レンコンの爽やかなシャキシャキ感も良いですが、最も熟成された今回のものもよろしいかと。

皮をむいてスライスしたレンコンを流水にさらし、黄金出汁に油揚げを入れて炊飯します。
上がりに近海物のチリメンジャコをパラリ・・

シャキシャキとしたレンコンとモチっとなるご飯が美味。
これはレンコンを切った時に糸引く粘り成分ムチンの効果でヒアルロン酸を増やします。
またビタミンＣはレモン並で、免疫力をアップします。

毎日が健康的なしきしきごはん。
日々、沢山のお客様に支えられ、大変ありがたく思っています。

◆おかず◆　白ネギの衣揚げ　水菜ビーフン　高野豆腐の含め煮

◎税込サービス価格　520円

6月2日（金）の献立

本日は、淡竹（ハチク）ご飯です。
ハチクって何ですか？と、よく聞かれますが、ハチクの竹の子です。

通常出回る春の筍は孟宗竹の竹の子です。
今回のハチクは、孟宗竹が終わってから少し遅れて出てきます。
地中を掘る孟宗竹とは違い、地上に出てから刈る竹の子です。



細くて長いハチク。
身は薄くて青く、こちらの方が竹の子といった感じがします。
節の間も長く、ややしっかりとした食感です。

孟宗竹よりもアクが少なく、そのまま湯がいて食べられます。
ただ一応、米糠で茹がき、工程通りに下処理しました。

黄金出汁を調味し、きざんだハチクと油揚げを入れて炊飯します。
上がりに軸三つ葉をパラリ…

毎年一度だけ献立に上がるハチクご飯。
今年の竹の子はこれにて終了です。
次回は夏の緑竹か、秋の四方竹までお待ちください。

◆おかず◆　露地物 千両ナスの揚げ浸し　小松菜の煮浸し　おかかコンニャク

◎税込サービス価格　520円

6月1日（木）の献立

6月になりました。
日中は30度を超える日もあり、そろそろ梅雨の足音が聞こえてきそうです。
食材は春のものと夏のものが入れ替わります。
実山椒や梅、新生姜に、アユやハモも並びます。
市場を歩いていると、飽きることがありません。
私の仕事兼、遊び場です。

本日は、鯖（サバ）ミリン干しご飯です。
銚子（千葉）のサバをミリン干しにし、サッと焼いて作る今回のご飯。
脂のりが良い真サバに甘辛い味付けは食欲をそそります。



市場に行くと、よく輸入サバ（ノルウェーサバ）を勧められます。
脂があって安いから・・と言われますが、私は興味がありません。
脂があれば良い訳でもなく、適度な脂が美味しいのです。
脂が多すぎると味の本質がボケて、本来の旨みが感じられません。
日本人の脂信仰も考えさせられるところです。

近海物のサバは程よい脂と、何よりしっかりとした身の旨みがあります。
できれば日本海側より太平洋側。
最も、これは好みにもよりますが・・

今回の鯖ミリン干しご飯。
旨みが濃くしっかりとした味付けは、いくらでもたべられます。

◆おかず◆　切干大根（国産）の五目煮　キュウリとワカメの酢の物　サラダブロッコリー（国産）

◎税込サービス価格　530円

5月31日（水）の献立

本日は、新・牛蒡（ゴボウ）ご飯です。
熊本より露地物が入荷しました。
新ゴボウとは、秋に植えたゴボウを早取りにしたものです。

通常は4月頃から出回り、初夏までが旬になります。
秋から出回る土ゴボウよりも、白く瑞々しく、爽やかな香りが特徴です。



煮物や天ぷら、吸い物にしても美味。
何より夏の柳川鍋にはかかせませんので、夏ゴボウとも呼ばれます。
クセがないので、どのような料理にも向きます。

新ゴボウをサッと洗い、笹がきにします。
きざんだ油揚げと共に黄金出汁で炊飯すれば、新ゴボウご飯の完成です。

香り良く爽やかな新ゴボウご飯。
ゴボウは食物繊維がバツグンに多い食品です。
多くの野菜は不溶性が多いのですが、ゴボウは水溶性と不溶性の食物繊維を2：3で含みます。
お通じがない方には最強のご飯です。

◆おかず◆　イリコの磯辺揚げ　えびす南瓜の含め煮　ロメインレタスの卵炒め

◎税込サービス価格　520円

【本日はサービス券の発行日です】