今日の献立
本日の茶飯。
実はグラムが数千円する最高級の一番茶を使いました。

市場のお茶屋さんの前でにらめっこ。
手にとっては置き、手にとっては置き、かなり迷いました。

趣味で使うなら迷いません。
しかし商売である以上、予算もありますし。
結局は初摘みの新茶にしましたが、同じ新茶、産地でも二倍以上の開きがあります。

本来、このようなものは急須で注いで楽しむもの。
炊き込みご飯にはどうなのだろうかとも思いました。
ただ一年に一度の新茶飯。
ここは妥協しませんでした。

さすがに葉も柔らかく、米と一緒に炊き込みました。
通常は処分する茶葉殻ですが、実は沢山の栄養と旨味が残されています。
これは使わない手はありません。

ただ、あいにくの空模様と会社がお休みの方もおられ、少々残ってしまいました。
従業員が食べれるのはありがたいのですが・・(苦笑)



こちらは先日の休日に炊いた筍ご飯。
木積(コツミ=大阪符貝塚市)の白タケノコも中々の美味しさでした。



ただ欲張って目一杯炊いたので炊飯器が大変なコトに・・(汗)
何事も余裕をもって行いたいものです。
本日は、茶飯(チャメシ)です。
茶飯といいますと、私はお茶で炊いたご飯を連想しますが、どうもそうではないようです。
茶飯=茶色い飯、と思う方も多いようです。

茶色い飯とは昆布とカツオの出汁に醤油を入れて炊いたご飯・・なるほど色が茶色いですね。
確かに当店でも具は入れなくて黄金出汁を調味して炊いても美味しいご飯ができます。

今回は俗にいう奈良茶飯にいたします。
一口に奈良茶飯といいましても作り方はいろいろあります。
具材もいろいろ、出汁を入れたり、使う調味料にも違いがあります。
今回は極シンプルに、煎った大豆と新茶を使い、少量の醤油で味付けします。

今日5月2日は八十八夜。
八十八夜とは立春から数えて88日目をいいます。
夏も近づく八十八夜~♬

「茶摘み」という歌がありますが、その詩の中に茶摘みの風景が出てきます。
春に芽吹いたお茶の葉は、八十八夜前後から一番茶の収穫が始まります。

一番茶の収穫は地方によって時期が異なります。
今回は一足早く鹿児島から一番茶(初摘み茶)が入荷。
新茶を煮出して炊き込みご飯といたします。

フライパンで煎った香ばしい鶴の子大豆と一番摘みの高級緑茶。
季節の移ろいが感じられる炊き込みご飯です。

◆おかず◆ 高野豆腐の揚げ浸し 国産五目ひじき サラダホウレン草の卵炒め

◎税込サービス価格 530円

【本日はサービス券の発行日です】
中には9連休の方もおられますが、多くの方は今日、明日はお仕事のようです。
当店も今日と明日は普通に営業いたします。

本日は、豌豆(エンドウ)ご飯です。
関西で青豆といえばグリーンピースではなくこの「うすい」です。
元は大阪羽曳野の碓井(うすい)地区で明治に作られたのが始まりです。

一番有名なのが紀州うすい。
生産量も全国一位で、前回は紀州うすいを使いました。



しかし今回入荷は小値賀(おぢか)うすい。
知る人ぞ知る上等のうすいエンドウです。



小値賀町は長崎の五島列島北部に位置する小さな島です。
もちろん漁業も盛んですが、ジャガイモやサツマイモなど農作物も有名で、今回のうすいと共にジャガイモなども高品質で私もファンです。

4月、5月が旬のうすいエンドウ。
毎年申しておりますが、青豆ご飯と鰹のタタキ・・これはもう黄金の組み合わせでよだれものです。(笑)

やはりエンドウは莢付きを買いたいものです。
皮が乾くと硬くなり瑞々しさが失われます。
皮をむいても
ビニールに入れて冷蔵庫で保存すれば一日ぐらいは大丈夫です。



今回は出汁は使わずに白ご飯で・・
青臭くないうすいエンドウは春限定のご馳走です!

◆おかず◆ 竹輪の磯辺揚げ 白シメジの卵とじ トマスパ

◎税込サービス価格 530円
市場で果物を見ていると、驚きの苺を発見!
化粧箱入りの高価な苺が並ぶ中でもひときわ異彩を放ち、隣の20粒3千円の苺が霞んで見えます。(汗)



通常は1箱に何十粒かが入っているのですが、これはたったの1粒。
1粒が千円以上もする苺には正直参りました。
しかしその苺を買い占めた私に自分でも驚いています。(苦笑)



名は「寒熟」。
品種は「紅ほっぺ」らしいのですが、ここまで大きくするにはかなりのノウハウが必要なようです。

1粒の重さは約60g。
極限まで完熟させて収穫するので、お味も究極の苺なのだとか。

私は特別苺好きでもないのですが、食べるものには興味があります。
まだ食べてはいませんが、貧乏性の私にはもったいない気分になります。(笑)

普段は銀座千疋屋さん等でしか買えないとのことですが、楽天のお店でも売ってますね。
3粒で5,980円・・・ハハハ(汗)
今年も大型連休が始まりました。
長い方は9連休ということですが、当店は5月1日と2日は営業いたします。

今日も早朝から市場へ。
本日は筍を目当てに行ってきました。

4月20日(金)の筍ご飯は早々の完売。
実は筍には人一倍執着心がある私はおこぼれを期待していたのですが一口も当たりませんでした。(涙)
で、どうしても諦めきれずに車を走らせました。(笑)

あいにく合馬は終わりで良いものがありません。
京都もイマイチ物が悪く(値は高いのですが)、石川産もまた同じく・・
中でも大阪産はまずまずで、木積(コツミ=貝塚市)の筍を購入。
さっそく
下茹でも終わり、明日は筍ご飯です!♪

それから帰りに道具屋さんへ。
私好みの清水焼の小鉢を購入。
清水は上品で繊細で好きな産地の一つです。

倉庫に着き、地面に置いていたところ、ゴボウが倒れてガッシャーン!
少し鈍い音がし、汗が出ました。
恐る恐る包み紙を開けると、案の定パリッと・・(泣)
五客セットが四客に・・
よく使っている途中で割ることはありますが、使う前に割れると流石にショックです。
キチンと箱に入れておけば良かったと、後悔した次第です。


・・・・・

仏教の教え、諸行無常ではありませんが「形あるものはいつか壊れる」といいます。
焼き物も本来お飾りではなく、使ってなんぼの世界です。
割ることを怖がって使わないでいては器や作家に失礼です。
ただ・・ 一度はなにかを盛ってやりたかった・・と、ため息をついた午後でした。
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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
17
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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