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今日の献立
前回の料理教室で、今年はイカナゴの入荷が遅れていて実習に使えないとの情報を聞きました。
春の風物詩の瀬戸内のイカナゴ漁。
通常だと2月下旬から約1ヶ月間続きますが、水温が低かったからでしょうか?
とはいいましてもやっと入荷!
ただやはり高いです。
ここ例年ずっと高値のイカナゴですが、京阪神間ではどこのご家庭でも(多分?)作る名物の釘煮作りにさしつかえます。
あちらこちらから漂ってくる甘辛い香りは春を感じさせます。

で本日は、玉筋魚(イカナゴ)ご飯です。
瀬戸内(牛窓)よりシーズン初の新子(シンコ)が入荷。
新子とは2~3センチのイカナゴの稚魚のことです。
今回は問屋さんの投げ売り価格でしたので、献立にすることができました。


お腹が赤いのが上物です

鮮魚は昼網で入荷しますが、当店ではお昼に間に合いません。
よって浜で釜揚げにしたものを仕入れます。
しかしながら、ご飯には生より釜揚げの方が食べやすくてよろしいかと思います。

見た目はシラス(イワシの稚魚)に似ていますが、食べれば違いが分かります。
やはり春を感じる奥深い味わい。
噛みしめると瀬戸内の情景が浮かんできます。

◆おかず◆ 米茄子の衣揚げ もやし玉子 サツマイモ(紅アズマ)の自家製レモン煮

◎税込サービス価格 530円



★昨晩秋に我が家でとれたレモンもこれで最後になりました。
よろしければ味見してやって下さい。
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昨日は3月3日の雛祭り。
行事物の献立はよくやる当店ですが、雛祭りは特にありません。
ちらし寿司や蛤(ハマグリ)ご飯などもありましたが、開店当初の遠い過去のお話。
そういえばおかずにも出し巻きや自家製コロッケ、サバの味噌煮や小アジのフライなどもありました。
現在は数も増え難しいものもありますが、またリクエストもお待ちしております。

本日は、新・玉葱(タマネギ)ご飯です。
長崎からの新タマネギは今年初入荷になります。
もう少し待てば値もこなれてくるのでしょうが、走りに目のない私です。(苦笑)



新タマネギは収穫してすぐに出荷されますので、真っ白で瑞々しい!
これをしばらく風に当てて干せば、普段良く見るタマネギになります。

新タマネギが出回るのは3月から4月頃。
かの有名な淡路産はかなり遅れて出てきます。
当店では早春に1、2度ご飯にしますが、やはり早取りの九州産です。

新タマネギをざく切りし、油揚げと共に黄金出汁で炊飯します。
今回はタマネギの甘味があるので醤油と酒だけで・・

初物を食べると七十五日長生きすると言われています。
と同時に、春を感じていただければ幸いです。

◆おかず◆ 南瓜の天ぷら 種先菜(菜の花)の辛子和え きのこビーフン(シメジ、エリンギ、エノキ)

◎税込サービス価格 510円

【本日はサービス券の発行日です】

★そろそろ筍も仕入れたいのですが、まだ少し高値です。
今しばらくお待ちください。
本日は、胡麻鰯(ゴマイワシ)ご飯です。
ゴマ鯖(サバ)というサバがいますが、今回は真イワシを金ゴマで調理した惣菜ご飯です。

通常出回るイワシは真イワシ、片口イワシ、ウルメイワシの三種です。
骨まで柔らかく食べられるよう近海物の真イワシをコトコトと長時間煮込み、最後に金ゴマをまぶしつけた一品。
ほどよく脂がのり、ゴマの香ばしい風味が食欲をそそります。



よく、どんな感じですか?と尋ねられるのですが、言葉では分かりにくく、これはもう食べていただくしかありません。
青背魚と金ゴマ・・
栄養満点なのは言うまでもありません。

◆おかず◆ 水菜と竹輪の煮浸し 高野豆腐の卵とじ 切干大根の酢の物

◎税込サービス価格 520円
昨朝、家の玄関を出るとうっすらと積雪が。
春はもうそこ・・とはいいましても、まだまだ厳しい寒さです。

本日は、安納芋(アンノウイモ)ご飯です。
出ました!種子島が誇るサツマイモの王様が久方ぶりに入荷しました。
安納芋は温度管理が難しく、この時期は幻のサツマイモになります。



その糖度の高さから一躍人気ナンバーワンになった安納芋。
もちろん当店でも人気は別格です。
ねっとりとした食味は焼き芋にして極上。
ただ私個人的にはホクホク系のアズマが好きですが。(スミマセン)

安納芋には二手あります。
白っぽいのは安納こがねで、赤いのが安納紅です。
値は安納紅の方が高いようですが、今回は安納紅をGET!
さいの目に切り、米のとぎ汁に漬けてアク抜きし、昆布出汁で炊飯します。
甘~い安納芋には塩味がよく合います。

◆おかず◆ 阿波レンコンの磯辺揚げ エリンギ玉子 小松菜と油揚げの煮浸し

◎税込サービス価格 520円
走りの春の食材が多くなりましたが、今回は名残りの冬の食材です。
前回が最初で最後のつもりでしたが、勉強するからとつい仕入れることに・・



本日は、牡蠣(カキ)めしです。
前回と同じ日生(ヒナセ=岡山)の真ガキが入荷しました。
写真はロケット(チューブ)入りでは最大サイズです。
カキの数は大体1,000個ぐらいでしょうか?
この大量のカキを黄金出汁で一気に炊飯しますから、それはもう良い出汁が出ます。
昨日のホタルイカもそうですが、カキも水分がほとんどでやたらと縮みます。
そこは調整し、美味しい牡蠣めしに仕上げたいと思います。

この冬最後の牡蠣めし。
お好きな人にはたまらない、名残りの味をぜひご賞味ください。

◆おかず◆ 春キャベツのカレーサラダ 風呂吹き大根 高野豆腐の含め煮

◎税込出血価格 540円(本体価格 500円)

◇先日の料理教室で風呂吹き大根と大根の田楽はどう違うのですか?とご質問がありました。
結論から言えば同一品ですが、田楽とは田楽味噌で食べる料理の総称です。
そうなりますと、大根は煮る場合もあれば蒸したり焼いたり揚げる場合もあります。
食べる時に田楽味噌を添えれば全てが大根の田楽にはなりますが、風呂吹きと呼べるのは鍋で煮る工程を経たものだけです。
よって、風呂吹き大根はじっくり煮て下味をつけた後に田楽味噌を添えたものとなります。
料理教室では基本に則って蒸し器で柔らかく蒸し、さらに鍋で煮て作りました。
当店の場合、響きも重要かと思いますので、寒い時期は風呂吹き、暖かくなれば田楽と表記していますが全く同じ調理法です。
それから味噌の配合は白と赤の時もあれば、白だけの時もあります。
また、その割合も時々で変わりますので念のため。
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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
17
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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