1月27日（水）の献立

当店のお客様はほとんどがテイクアウトです。
店内は狭く、ピーク時は外でお待ちいただく事になり、暑さ寒さはこたえます。
特に最近は異常な寒さで足も遠のく模様。
昨日の桜島大根も売り切れは夕方でした。
大根離れした旨みの桜島大根めし。
その隠し味は・・
ご賞味いただいたお客様、ありがとうございました！

本日は、時鮭（トキサケ）ご飯です、
はて、時鮭？
本来は夏が旬の白鮭で、秋が旬の白鮭とは時期が外れているところから時不知（時シラズ）といわれます。
その夏からまた外れて今は真冬。
種を明かすと塩蔵された時鮭の蔵出し品です。



昨年頃から一気に値を上げた鮭。
特に天然物は恐ろしい値でとても仕入れることができません。
当然昨夏の時鮭も予算に合わずに入荷せず。
それが今になって安くしていただけたわけです。
とは言いましてもやはり高価な限定商品ですが・・

時鮭は産卵の為に川を上る前に海で捕獲された幼魚です。
生殖巣が未発達の為に脂のりが良く美味とされます。
一度香ばしく焼いて黄金出汁で炊飯する時鮭ご飯をぜひご賞味下さい。

◆おかず◆　春キャベツのカレー煮　莢インゲンと竹輪の酢ミソ　おかかコンニャク

◎税込勉強価格　530円

1月26日（火）の献立

昨日の海老めし。
物凄いコクと旨みが出ていました。
時価数十万円の車海老と伊勢海老の出汁は恐らく最初で最後。
破格のワンコインでのご提供は二度とはできない献立です。

本日は、桜島大根めしです。
お待たせしましたが、本場 鹿児島からようやく入荷です。
その名が全国に轟く桜島大根も各地で作られているのだとか。
今回のものはもちろん証明付きの本物です。



約200年前から栽培される伝統野菜で、世界一大きな大根としてギネスに認定されています。
緻密でアクが少なく甘みのある大根は姿味共に王様と呼べるものです。
非常に柔らかく味染みが良いので煮物や生食に向いています。



火山灰を含んだ土壌など鹿児島独特の気候風土がこれほど巨大な大根を育てます。
大きなものでは胴回りが1メートル以上、重さは30キロ以上にもなります。
今回仕入れたもので約15キロほど。
もちろん一つ丸々は多すぎますので、残りは後日、煮つけにします。

大根の実は皮ごと短冊に、葉はざく切りにして、一度フライパンで炒めます。
ベースは黄金出汁ですが、当店独特の調味法で香ばしく仕上げます。
必然的にできるおこげもご愛嬌。
今回のみか？再度あるのか？は私にも分かりませんが、他の大根とはやはりひと味違います。
大根の王者、桜島大根めしをぜひご賞味下さい。



◆おかず◆　土付きネギの衣揚げ　太もやしと春雨サラダ　高野豆腐の卵とじ

◎税込出血価格　510円

1月25日（月）の献立

日曜日の夕方、愛犬と裏山へ行きましたが風も強くとにかく寒いです。
雪は降っていないのですが、川の水は凍り気温は日中でも0度。
ほとんど人にも合いませんでしたが、こんな物好きは私らぐらい？
実は私、暑いのは嫌いですが、寒さは苦になりません。
今の気温はすでにマイナス2度。
明け方にはマイナス5、6度にはなりそうですから、流石にこれでは苦になりますね。（笑）

沖縄では水温の低下で魚が死んでいるのだとか。
雪が降る可能性もあるそうですから、どこまで寒くなるのでしょうか？
これでは客足も伸び悩み、当店も大打撃です。
これだけ寒いと少しでもお待たせしないようにしなければなりません。

本日は、海老（エビ）めしです。
実は注文で活けの車海老を炊いた煮汁がありまして、それを使います。
数百匹の煮汁ですから、濃厚で旨みは最高です。
身もあれば一番なのですが、あいにくございませんで。
もしあったとしましても、お値段が800円ほどになり、どなたも来てくれません。（苦笑）
そんな訳でして、その濃厚な旨みの煮汁で無冷凍のフレッシュむき海老を使い、海老めしにします。
寒さで外出もおっくうになりますが、美味しい海老めしを作ってお待ちしております。

◆おかず◆　白菜とがんも煮　スパゲティーと野菜のサラダ　エリンギ玉子

◎税込サービス価格　530円

1月22日（金）の献立

本日は、蛸（タコ）めしです。
昔は当店の名物だったタコめしですが、最近はたまにしか献立に上がりません。
※開店1回目の献立がタコめしで、当初は週2回献立に上がりました。

当店が使うタコは明石か淡路の瀬戸内産。
しかし瀬戸内では飯ダコ漁が始まり、いつもの豆ダコがありません。
ただ輸入物では味気がないので、今回は北海道の真ダコを使います。

実はこの真ダコ、最近卸してくれる業者を見つけました。
北海道といえば大きな水ダコが有名ですが、けっこう良いお値段がします。
でも時々なら・・と、安くしてくれる時だけ仕入れてきます。

塩揉みしてサッと茹がき、スライスして黄金出汁で炊飯します。
上がりに相性バツグンの国産有機生姜を・・

やはり近海物はタコの旨みが生きています。
お給料日前ですし、勉強価格でご提供します！

◆おかず◆　高野豆腐の含め煮　風呂吹き大根　国産 絹さやのサラダパスタ

◎税込お給料日前価格　520円

1月21日（木）の献立

本日は、海老芋（エビイモ）ご飯です。
はて、ひょっとすると海老芋は初めてではないでしょうか？
私の記憶がないだけか？とも思い、過去のブログを辿りましたがやはりありません。
それもそのはず、海老芋といえば芋類の中でも最も高価な里芋です。
過去には筍芋（京芋）や赤目芋（セレベス）などはありましたが、おせち以外で仕入れるチャンスがありませんでした。



横縞が入って湾曲した形がまるで海老のように見えるからと海老芋に。
身は真っ白で緻密で確かに高級そうです。
煮崩れもしにくいので煮物に向いています。

京都で有名な平野屋さんの「いもぼう」。
これは海老芋と棒鱈（ボウダラ）を炊き合わせたものです。
柔らかい海老芋と硬い棒鱈とは何やら相性が悪そうですね。
しかし棒鱈のニカワ質が海老芋の煮崩れを防ぎ、海老芋の灰汁が棒鱈を柔らかくするそうです。
当店のおせちでも毎年人気の棒鱈ですが、今回は海老芋のみで・・

サイコロに切ってアク抜きした海老芋を黄金出汁で炊飯します。
ホクッとしてきめ細やかな上等な芋ご飯。
海老芋は今しか食せませんし、もちろん一発物。
珍しい海老芋ご飯をぜひこの機会にご賞味ください。

◆おかず◆　竹輪の磯辺揚げ　ロメインレタス玉子　切干大根の五目煮

◎税込勉強価格　520円

【本日はサービス券の発行日です】