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今日の献立
本日は、零余子(ムカゴ)ご飯です。
当店ではおなじみのムカゴですが、まだまだ知らない方も多い謎の食材です。



ムカゴは山芋の球芽で、旬は秋になります。
枝の間やツルに生り、地表にポトリと落ちて成長し、山芋に育ちます。



通常はあまり出回らず、スーパーなどでもほとんど見かけません。
中には当店で初めて食べたという方も多数おられます。

大きさも様々ですが、ご飯には小さなムカゴを使います。
流水で豪快に洗い、土や汚れを落とします。
道東産天然真昆布の出汁に塩(海の精)で調味し炊飯します。

小さくてもお味は立派に山芋・・
晩秋の里山の情景が目に浮かびます。

素朴で味わい深いムカゴご飯。
新米とムッチリとしたムカゴは、噛むほどに幸せを感じます。

◆おかず◆ モロッコインゲンの天ぷら 小松菜の煮浸し 自家製ポテトサラダ

◎税込価格 500円

【本日はサービス券の発行日です】
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昨日の黒枝豆ご飯。
枝豆が沢山入って贅沢で美味しいと、ご感想をいただきました。
今年最後の枝豆でしたが、また一年後をお楽しみに。

本日は、塩鯖(シオサバ)ご飯です。
銚子(千葉)より極上の塩サバが入荷です。

 40cm以上の巨大真鯖


よくお弁当や定食に入る塩サバ。
ただ、そのほとんどが輸入物です。
ノルウェーサバや大西洋サバと呼ばれ、体表の縞模様が粗く、大味で脂ぎっています。
食べても脂ばかりの印象で、身の締まりがなく、サバ本来の味がしません。
確かに安くて求めやすいのですが、値段相応ということでしょうか?
価格競争に走る業務用には持ってこいですね。

逆に近海物の真サバ。
焼いても風味良く、適度にのった脂は上品でコクがあります。
身もしっかりと締まり、旨みがあり食べ応えがあります。

安いと求めやすくてありがたい。
しかし、食べるものも同じで良いのでしょうか?
今回も輸入物のサバを使えば、かなり安く販売できるのかも知れません。
ただ、自分で美味しいと思えないものを使う気にはなれませんし、職人としてのプライドもあります。
当店はできる限り真っ当な食材を使い、できる限り安くご提供できるよう努力して参ります。

1本千円以上はする極上の塩サバご飯。

旬の食材をぜひご賞味ください。

◆おかず◆ カレーキャベツ 甘酢パプリカ えびす南瓜の含め煮

◎税込サービス価格 510円
昨日の大根めしも早々の完売。
どうもありがとうございました。

人気の秘密は独特のコクと旨み。
実は葉と大根を、一度炒めてから黄金出汁で炊きこんでいます。
味つけは少量のバターと醤油、酒とミリン、胡麻油など・・
ちなみに昨冬人気だった桜島大根は来年(1~2月頃)になります。



本日は、黒大豆の枝豆ご飯です。
今年は出ました! 秋の味覚の真打ちが登場です。
しかも最終便の黒大豆になります。

京丹波町和知(ワチ)産。
昨今は有名になった黒大豆の枝豆ですが、中でも和知産は本場中の本場物です。
スーパーなどでは、まず手に入らないでしょう。
しかもギリギリまで置いて収穫されたものですから熟成度が満点。
枝や葉も風格すら感じる黒枝豆の王様です。
※黒っぽい豆は黒大豆に近いもので、傷んでいるものではありません。

今年は枝ごと車で仕入れに・・どっさり30kgほど。
やはり枝付きは旨みが違います。



この枝から莢を取り外すのが一苦労。
ハサミで一つずつ切り離していきます。
それから汚れを取り、塩もみして洗って茹でます。

茹でて終わりではありません。
莢から身を取り出し、そのまた薄皮をむきます。
ご飯は新米を枝豆と昆布の出汁で炊飯します。

なんとも非常に手間暇のかかる枝豆ご飯ですが、年に1度の献立ですから頑張りました!

今回は枝豆がたっぷりと入ったデラックス版。
かなり高価な食材ですが勉強価格でご提供します!
本日のみの献立ですから、どうぞお見逃しなく。

◆おかず◆ エリンギの衣揚げ チンゲン菜とがんも煮 阿波レンコンとツナのサラダ

◎税込出血価格 530円
本日は、大根めしです。
昨日は木枯らし1号が吹きましたが、寒くなれば出てくるのが間引き菜や葉付き大根です。

根菜や葉物などの種まきが終わり芽が出てくると、必ず間引く作業が必要になります。
その過程での副産物が間引き菜です。
大根葉とも言われますか、葉は細く柔らかく、根(茎?)も辛みが少ないのが特徴です。
通常はお漬物や汁の実、また、サッと炒めて煮物にします。
葉だけを茹でて白ご飯に混ぜた菜めしも美味ですが、今回のように炒めた大根葉を炊き込んだ大根めしも美味しいものです。



当店の大根めしは秋から冬の献立になりますが、一度、しんなりと炒めた後に黄金出汁で炊き込みます。
素朴なご飯ですが、毎回大人気!
地元大阪産の間引き菜を使った大根めしはいかがでしょう?

◆おかず◆ 竹輪の磯辺揚げ パスタブロッコリー 高野豆腐の含め煮

◎税込価格 490円
本日は、鰊(ニシン)ご飯です。
ニシン御殿なるものを競って建てたのも今は昔。
昭和32年には日本のニシン漁が終わりを告げました。
乱獲が原因か?それとも環境汚染が原因なのか?
これは意見の別れるところです。
それから、北海道にニシンを呼び戻そうと、稚魚の放流など、一大プロジェクトが始まります。
そのかいあって、今ではわずかではありますが、国産ニシンの水揚げがあります。

ニシンといえば数の子。
そのほとんどが輸入物ですが、国産も少量作られています。
お値段は高級なカナダ産の2倍以上。
これは致し方ないですね。
来月中には数の子の初セリが行われます。
おやもうそんな時期なのかと少し戸惑ってしまいます。

本日は、鰊(ニシン)ご飯です。
稚内(北海道)から身欠きのニシンが届きました。



身欠きとはニシンを三枚に下ろして干したものです。
この身欠きを番茶で戻し、余分な脂を抜いてから煮つけます。
京都で有名なニシン蕎麦は、この身欠きを甘露煮にしたものです。



今回はご飯ですので、お砂糖は使いません。
酒とミリン、醤油で調味した黄金出汁で炊き込みます。
コクがあって旨みの強いニシン。
丁寧に下処理をしていますので、上品な食味に。
本日のお昼は美味しいニシンご飯でもいかがでしょう?

◆おかず◆ 白ネギと焼き豆腐煮 シメジ玉子 切干大根と油揚げの酢の物

◎税込サービス価格 510円
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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
17
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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