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今日の献立
本日は、甘栗(アマグリ)ご飯です。
支那栗(シナグリ)を石焼きにした、天津甘栗を使ったご飯になります。

あまーい、天津甘栗。
この甘さは砂糖などで味つけされたものではなく、栗本来がもつ自然の甘さです。
石窯で焼かれる栗は、色艶を出す為や焦げを防止する為に少量の水飴を使うのみです。
また、和栗では渋皮がくっついて綺麗に皮がむけません。
スルリと皮がむける甘栗は、シナ栗でのみ可能となります。

前回は春先でしたので、久方ぶりの甘栗ご飯。
夏場はありませんので、新物が出回る秋と冬、春先がシーズンになります。

天然真昆布からとった昆布出汁に塩(海の精)で調味し、食べやすく切った甘栗を入れて炊飯します。
当店は女性のお客様が多く、栗やさつま芋、南瓜は人気があります。

シーズン到来!

新甘栗と新米の甘栗ご飯は、ホッコリとした優しい食味です。

◆おかず◆ 竹輪の磯辺揚げ 聖護院カブの含め煮 サラダブロッコリー

◎税込価格 510円
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昨日は、ご飯のヒラタケが良かったのか・・おかずの紅ショウガが良かったのか・・
定かではありませんが、秋のキノコは人気があります。
どちらにしましても、早々の完売で申し訳ありませんでした。

本日は、鱈子(タラコ)ご飯です。
タラ子とは介党鱈(スケトウダラ)の卵ですが、塩蔵したものや辛子で漬けた明太子などがあります。
今回はこれからが旬の生のタラ子を使います。



別名 タイの子。
昔から大阪や京都ではそう呼んでいます。
確固たる理由は不明ですが、タイの子に似ているからとか、タラ子よりタイの子と謳(うた)った方が美味しそうだからとか・・
確かに見た目は似ています。
ただ、本タイの子が出回るのは春。
また、大量には並びませんから、あちらは貴重な珍味です。

寒くなると旬を迎えるタラ子。
他にタラの白子も出てきますが、これは真ダラの精巣になります。
また、お正月に炊く棒ダラも真ダラを干したものです。

スケトウダラの身はあまり出回りません。
多くはタラ子を取った後に、蒲鉾(カマボコ)の材料になります。
鮮魚で出回るものは、ほとんどが真ダラになります。
サケの卵イクラ、スケトウダラの卵タラコ・・どちらも身よりも卵の方が圧倒的に高価なのは皮肉です。

今回は、タラ子を下処理し、一度煮含めた後に黄金出汁で炊飯します。
ホロホロとして口中で解ける卵の粒は何とも言えぬご馳走です。
ご飯とも馴染みが良く、上品で高級な本日の献立です。

◆おかず◆ 秋ナスの揚げ浸し 水菜とがんも煮 高野豆腐の卵とじ

◎税込サービス価格 520円
本日は、平茸(ヒラタケ)ご飯です。
箱に「しめじ」とも記載されていますが、一時期、シメジに似ているからとジャンボしめじとして売り出されました。
現在流通する菌茸類は、ほとんどが栽培物。
また、シメジとして並んでいるものは、ほとんどがブナシメジです。



今では正式にヒラタケとして売られていますが、主産地は新潟県です。
ザ・キノコと言わんばかりの迫力は、この1箱で約3kgあります。
今回は2箱仕入れましたが、姿形も立派で、キノコの中でも重厚な香りがします。
通常、栽培物は年中出回りますが、このヒラタケは長くて年内一杯。
最盛期は10月~11月です。

当店では毎年10月と11月の2回、献立に上がります。
前回はやや少なめで寂しかったので、今回は増量しました!



ヒラタケを粗めに裂き、油揚げと共に黄金出汁で炊飯します。
今回はたっぷりとご用意しましたので、ヒラタケの醍醐味を存分に味わっていただけます。

キノコ類は食物繊維が豊富で低カロリー
来年まで食せないヒラタケをぜひご賞味ください。

◆おかず◆ 大阪名物 紅生姜の天ぷら チンゲン菜の煮浸し 五目ヒジキ

◎税込価格 500円

【本日はサービス券の発行日です】
本日は、白魚(シラウオ)と若布(ワカメ)のご飯です。
霞ヶ浦(茨城県)産の白魚と鳴門の若布を使います。

これから旬を迎える白魚。
主な産地は今回の霞ヶ浦や宍道湖(シンジコ=島根県)、小川原湖(青森県)、網走湖(北海道)などです。
今回は生食用を使いますが、煮干しでも流通します。

時々献立に上がる白子(シラス)。
見た目は似ていますが、あちらはイワシの稚魚。
白魚はシラウオ科に属し、汽水域(海水と淡水が交わる場所)や湖で生活し産卵します。
他にも似ているのが、素魚(シロウオ)です。
春に出回り、踊り喰いなどにしますが、あちらはハゼ科の魚でイサザと表記されています。
白魚は通常、春告魚とされ、お正月料理にもよく使います。

白魚の調理法は椀種や天ぷら、卵とじなどに・・
当店ではご飯にしますが、高貴で上品な食味はシラスよりも高級感がありますね。

今回は珍しい組み合わせで、若布も合わせてより味わい深く。
もうそんな時期なのか・・と感じる本日の献立です。

◆おかず◆ 白ネギの衣揚げ えびす南瓜の含め煮 レタス玉子

◎税込サービス価格 510円

今月6日に解禁したズワイガニ。
雄もいいのですが、今回は雌の勢子蟹(セコガニ)を買いました。



セコガニとは雄より小さな雌蟹で、内子と外子が美味。
内子は卵巣で、外子が卵になります。
地方によりセイコガニ、親蟹、コッペ蟹とも呼ばれます。

見た目よりもズシリと重く、解禁直後は中々の高級品です。
漁期は来年1月10日までで、雄の3月20日よりも早く、資源保護に努めています。
(年内12月一杯で切り上げる地方もあります)

年々少なくなるズワイガニ。
日本の底引き網漁に比べ、韓国の密漁船などは蟹カゴや底刺し網で、小さな蟹まで根こそぎ持っていきます。
乱獲は生態系を脅かし、やがては自分たちの身に跳ね返ります。
中国船の珊瑚の密猟なども問題視されていますが、いくら取り締まってもイタチごっこのようです。

一昨年はこのセコガニと雄の松葉ガニも献立に上がりました。
今シーズンはどうなりますやら・・私にも分かりません。
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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
17
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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