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今日の献立
本日は、鰆(サワラ)ご飯です。
魚偏に春と書いてサワラ。
サワラは冬から春が美味しい魚です。
関西では瀬戸内産が上。
特に有名なのが生寿し(キズシ)といって酢で締めたもので、関西のお正月には欠かせません。

今回はやや小ぶりの狭腰(サゴシ)を。
鮮度の良いキズシ用を仕入れてきました。

よくお弁当に入っている焼き物のサワラ。

あれは大抵美味しくないですね。
何故ならほとんどが鮮度落ちした輸入物ですから。



サワラに薄塩をあてサッと焼きます。
身をほぐして黄金出汁で炊飯します。
薬味には有機生姜と伊勢っ娘ネギを。
今が旬の鰆ご飯です。

◆おかず◆ 春キュウリと茎ワカメの酢の物 三つ葉の卵とじ さつま芋(宮崎紅)の国産レモン煮

◎税込価格 500円
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本日は、菜飯(ナメシ)です。
春の大蕪(カブ)の葉を使ったシンプルなご飯になります。



カブの実は淡色野菜で葉は緑黄色野菜に当たります。
色の濃い野菜は栄養価も高く、いくらでも摂りたいものです。

よく市販されている菜飯の素。
あれはよろしくない。
やはり菜飯もフレッシュな葉で作れば香りや食味がまったく違います。

カブの葉を洗い小口から刻みます。
サッと湯通しし、よく絞り、塩(海の精)で味つけします。
天然真昆布のお出汁で炊いたご飯に菜っ葉をまぶせば菜飯の完成です。

余談ですが、残念な出来事がありました。
先日亡くなられた周富徳氏。
彼のチャーハンは葱と卵、塩だけで作るシンプルなものでした。
しかしそのチャーハンは人々を魅了し、彼の名を轟かせました。

実はシンプルなものほど奥が深く難しい。
素材選びも大事ですし、もちろん手間と技術も伴わないといけません。
私もできる限りシンプルな料理を心がけています。
飽きのこない、どこか癒される味を求めて、日々探求して参ります。

◆おかず◆ 茄子の揚げ浸し キノコ玉子 春大根の旨煮

◎税込価格 490円
本日は、新・牛蒡(ゴボウ)ご飯です。
本来、ゴボウの美味しい時期は晩秋から冬。
しかし、新ゴボウは春ゴボウともいわれ、4月から5月頃に出回ります。
主に温暖な九州で収穫され、柔らかく香りが良いのが特徴です。



もちろん冬ゴボウの香気や濃い食味も美味ですが、季節を食べるといった感の春ゴボウにどこか惹かれてしまいます。

新ゴボウをサッと洗います。
繊細なゴボウですから、本当にサッとで。
笹がきにし、サッと水にさらし丘上げします。
黄金出汁で炊飯すれば新・牛蒡ご飯の完成です。
元来は日本人しか食べなかったゴボウ。
最近でこそ変わりましたが、こんな美味しい食材を食べないなんてもったいないですね!

◆おかず◆ エリンギ天ぷら チンゲン菜と竹輪煮 ポテトサラダ

◎税込価格 490円
最近、買い物をしていて思いますが、消費税がややこしくないですか?
内税か外税か、どちらかに統一してほしいものです。

本日は、螢烏賊(ホタルイカ)ご飯です。
早春を告げる食材ホタルイカも、恐らく今回が最後になります。

小さいながらも、濃厚で食べ応えのあるホタルイカ。
一杯そのまま使うホタルイカはワタ(肝)が美味ですね。
炊き込みご飯にしても、しっかりとご飯に旨みが行き渡ります。

春だけしか食せないホタルイカ。
今シーズン最後のホタルイカご飯をぜひご賞味ください。

◆おかず◆ 春キャベツの煮浸し シメジの卵とじ 高野豆腐の含め煮

◎税込価格 510円
本日は、貝柱(カイバシラ)ご飯です。
今回は帆立(ホタテ)の貝柱のみを使った贅沢なご飯になります。

貝類で一番高価な部位はもちろん貝柱です。
貝柱は貝殻を開いたり閉じたりする筋肉にあたり、身は締まり甘みがあります。
お刺身やお寿司にはこの貝柱のみを使います。

帆立貝から柱を除くと肝やヒモが残ります。
ヒモは例の貝ヒモに加工されます。
貝ヒモのご飯もそろそろかな?と思っております。

貝類は加熱すると縮むのがネックです。
あまり加熱すると驚くほど縮みますので、サッと炊きたいと思います。
帆立の甘みがほのかに香る上品なご飯です。

◆おかず◆ 茄子の衣揚げ 豆ひじき 小松菜の煮浸し

◎税込価格 510円



【おまけ】
最高級の合馬(オウマ)産タケノコが入荷しました。
さっそくアク抜きし、淡味で料亭の味に仕上げました。
限定販売ですのでどうぞお見逃しなく!


合馬(北九州)筍


こちらは山城(京都)筍

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プロフィール
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しきしき
年齢:
17
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
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