今日の献立
本日は、ホッケご飯です。
魚偏に花と書いてホッケと読みますが変換できませんのであしからず。

昨今人気の縞ホッケ。
魚体が大きく脂ののりが優れています。
日本人の脂信仰にも困ったものでして、なんでも脂があれば好まれます。
マグロのトロや霜降り牛肉、日本人は脂のあるものが大好きです。
確かに脂には旨みや独特のコクがあり、口にすれば美味しいと感じます。
私は例えばマグロなら赤身にその本質があり、旨みも数段勝るかと思うのですがいかがでしょう?
江戸時代にはトロは捨てられていたとか?・・嘘のような本当の話があります。
脂は適度にあるのが良いのであり、あまり多いと本来の味を損ねるかと思いますので念の為。



今回入荷は真ホッケの天日干し。
北洋ロシアから輸入される縞ホッケに比べ、真ホッケは北海道近海でとれます。
脂は適度にあり、上品ながらもコクのある食味は本来のホッケの味がします。
ホッケは鮮度落ちが早く大抵は開きを連想しますが、今は流通経路の発達で生のホッケも目にします。
先日も航空便の活け〆のホッケがあり、なんとお刺身でいけるとのことでした。

ホッケを炙って骨取りし、黄金出汁で炊飯します。
秋が産卵期のホッケ。
大変香ばしいホッケのご飯は食欲をそそります。

◆おかず◆ 切干大根の五目煮 エノキ玉子 ゴーヤーのカレー煮

◎本日の価格 500円

本日は、薩摩芋(サツマイモ)ご飯です。
保存性が良く、ほぼ通年味わうことができますが、やはり秋には食べたくなります。
今回は阿蘇の甘藷(カンショ)、クイックスイートを仕入れました。



クイックスイートとは糊化温度を約50度に下げたベニアズマと九州30号の交配種で、通常のサツマイモの約70度と比べて加熱時間が大幅に短縮されました。
今までサツマイモは電子レンジの調理には不向きといわれ、比較的ゆっくりと加熱することで美味しくなるといわれてきました。
例に挙げると石焼き芋が有名ですし、以前の店では筒切りを20~30分かけてゆっくり油で揚げた芋天などは非常に甘みが出て美味でした。
しかし、クイックスイートは電子レンジでも短時間で美味しく調理できるサツマイモといわれていますので、見つけられたら一度試してみてください。

通常、ご家庭で使われる炊飯器は炊けるのに小1時間かかるのではないでしょうか?
当店が使うガス釜は、5升の米を約15分で炊飯する業務用の強力なもので、クイックスイートはまさにうってつけ。
天然真昆布を水出ししたお出汁に塩(海の精)で調味し、サイコロ状に切ったサツマイモを炊飯します。
ホクホクあま~い極上のサツマイモご飯です。

◆おかず◆ 阿波レンコンの衣揚げ 白菜とがんも煮 モロッコインゲンの卵とじ

◎本日の価格 480円
昨日はあいにくのお天気。
ましてや台風が来るとなると、近場で済ます方や自前でお弁当を作ってくる方も多く少し残りました。
せっかくの四方竹だったのですが残念です。

本日は、平茸(ヒラタケ)ご飯です。
毎年この時期になると出てくる平茸も今の時期だけの限定品。
今回は白根(新潟県)から大凧シメジが入荷しました。



実は以前、この平茸の小さいものがシメジとして売られていました。
その名残りからか、今でも箱にシメジと書かれています。
現在シメジとして売られているのは大抵がブナシメジで、本シメジと表記することは違法です。
他にはハタケシメジや丹波シメジ、大黒本シメジなどが販売され、少しややこしいですね。
ただ、天然の本シメジは滅多に見ることができません。
私は専門店で時々目にしますが、松茸並の価格でおいそれとは手が出せません。

現在、白根市は存在しません。
新潟県にあった市ですが、2005年に新潟市に編入合併されました。
白根は300年の伝統を誇る大凧合戦の町で、そこから大凧シメジと命名されました。
食味、風味とも抜群で、キノコの王様といえるものです。



今回は大箱で仕入れましたので、ブツ切りにして豪快に投入します。
本日も天候が心配ですが、季節限定の今しか食せない貴重な平茸ご飯。
秋はやっぱりキノコです!

◆おかず◆ 長芋の磯辺揚げ 泉州水茄子の煮浸し サニーレタス玉子

◎サービス価格 490円

【本日はサービス券の発行日です】
この3連休ですっかり涼しくなりましたね。
日中との寒暖差もあり、風邪には十分ご注意ください。

本日は、四方竹(シホウチク)ご飯です。
当店でも毎年一度は献立に上がりますので、ご存知の方も多いかと思います。
切り口はこの通りで、なるほど納得のネーミングです。



四方竹とは高知県特産の秋が旬の珍しい竹の子です。
淡竹(ハチク)のようにスマートで、風味よくシャキシャキとした食感が美味。
足が早く、昔は地元で消費されるだけの幻の竹の子した。
昨今は加工技術が確立され、大阪や京都の料亭にも出荷されています。
四方竹農家は各自で釜を持ち、とれてすぐに皮ごとアク抜きし皮を剥いて出荷されます。
このように発泡スチロールに氷詰めで送られてきますので鮮度もバッチリ。



四方竹は非常に高価なのですが、今回は出血価格でのご提供。
出回る期間も約1ヶ月間と短く、1年に1度の献立になります。
味染みが良く、黄金出汁との相性も抜群。
当店でしか食せない、今が旬の四方竹ご飯をぜひお見逃しなく!

◆おかず◆ 三度豆の天ぷら カレーキャベツ 風呂吹き大根

◎出血価格 500円
今年も沢山のお祝いの品、お言葉をありがとうございました。
これからもこの地でお弁当をご提供できるよう頑張って参ります。
どうぞご贔屓によろしくお願い致します。



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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
17
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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