今日の献立
今、ご来店くださっているお客様でどれくらいの方がご存知でしょうか?
当店の始まりがたこ焼き店だったこと。
たこ飯が名物で毎週火曜日と木曜日はたこ飯だったこと。
毎月曜日は野菜カレーだったこと・・・
おそらくほとんどの方はご存知ないかと思います。

当店も来月で丸6年を迎えます。
そんな開店当初から毎日足を運んでくださった数少ないお客様が会社の移転で本町を離れられました。
雨の日も風の日も、またどんな献立の日でも毎日通ってくださったお客様。
自分が今健康にあるのはしきしきごはんのおかげだとも言ってくださいました。
本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいですが、週明けからお顔を見れないかと思うと寂しさもこみ上げてきます。

今まで本当にありがとうございました!
新天地でのご活躍をお祈りしています。

一方的に当店がお世話になっていたにも関わらず、ご丁寧にお礼の品をいただきました。
本当に最後までお心遣いありがとうございました。




当店は日替りの炊き込みご飯のお店です。
一年を通して定期的に献立に上がる食材もあれば、とれるシーズンだけの季節限定の献立、または一年に一度の献立とか、二度と出ないであろう献立もあります。
今回の食材も恐らく一発物です。

本日は、疣鯛(イボダイ)ご飯です。
関西ではウオゼと呼ばれる非常に美味な魚です。



イボダイは鮮度落ちが早く、鮮度を示す体表の滑りやウロコもすぐに剥がれてしまいます。
時々、スーパーなどに並んでいることもありますが、なかなか高鮮度のイボダイには出会えません。
今回は淡路産の朝どれをトロ箱ごと仕入れましたので滑りやウロコがびっしりです。

ちなみにシズと呼ぶ地方もあるようですが、シズというイボダイにそっくりの輸入魚も出回っています。
特に開きになると見分けがつかないので厄介です。

イボダイの身質はきめ細かく脂は控えめで上品な白身は万人に好まれます。
煮付けや塩焼き(開き干し)、空揚げなど、どのように調理しても美味しい魚です。
今回は炊き込みご飯ですのでサッと蒸して黄金出汁で炊飯します。
今回一度きりのイボダイご飯をどうぞお見逃しなく!



★今回はスダチを搾って爽やかにお召し上がり下さい。

◆おかず◆ 炊き合わせ(青首大根・秋人参・飛龍頭・蒟蒻) 伏見甘長と地場産玉葱のあんかけ

◎サービス価格 500円
本日は、南瓜(カボチャ)ご飯です。
北海道産の恵比寿(エビス)栗カボチャを使います。



19世紀にアメリカより伝わり、北海道で栽培が始まった西洋カボチャ。
それまでの日本カボチャ(東洋南瓜)に比べ、ホクホクとした栗のような食味は多くの方に好まれ、またたくまに普及しました。

低温を好む西洋カボチャは約5割弱が北海道で生産されます。
糖質(デンプンなど)が多く、カロチン、ビタミン、食物繊維を多く含みます。
特にビタミンE、β(ベータ)カロチンが豊富で、老化防止や若返り、冷え性などに効果があります。

女性のお客様が多い当店では開店以来欠かせない食材のカボチャ。
ご飯はもちろん、おかずにもよく使っています。

日本では最後に出てくる北海道産のカボチャは今が最盛期。
当店では12月の冬至が最後の献立になります。
黄金出汁との相性も良く、ホクホクとした栗のような美味しいカボチャご飯です。

◆おかず◆ 茄子の竜田揚げ ブナピー玉子 キャベツとジャコ煮

◎本日の価格 480円
本日は、秋鮭(アキサケ)ご飯です。
9月に入り、新物の秋鮭が出てまいりました。
秋鮭とは白鮭を指し、産地では秋味とも呼ばれます。
漁場は北海道から岩手三陸が主ですが、今回は北海道の新荒巻が入荷。
しかも大型が2本です。
さっそく切り身にして夕飯に味見しました。(すみません!)



荒巻とは塩をして寝かし貯蔵した鮭ですが、塩鮭ほどの塩分はありません。
よって今回はサッと洗って塩焼きにし、黄金出汁で炊飯します。

秋鮭の卵のイクラも新物が出てまいりました。
高級珍味ゆえ当然高価です。
リクエストもいただきますが、なかなか難しいのが現状です。
また、生物はお弁当にしにくい食材でもありますし。
ひとつ名案がありますが、生の筋子を仕入れて自家製のイクラなら可能かと。
当然お味は自家製の方が美味ですし、仕入れ値も抑えられます。
問題は手間暇ですが、これは宿題として頭の片隅に入れておきます。
数の子ご飯も実現できましたので十分現実味はあるかと思うのですが・・・

本格的な秋の到来を感じる秋鮭ご飯はいかがでしょう?

◆おかず◆ レタス玉子 切干大根の酢の物 サツマイモの甘露煮

◎サービス価格 500円
昨日の大蛸めしはいかがでしたでしょうか?
蛸自体も大きく、食べ応えもあったのですが、私は少し違和感がありました。
ご飯との一体感にこだわった開店以来の豆蛸めし。
私個人はやはりこちらかな・・と思った次第です。

本日は、長芋ご飯です。
長芋のシェアは北海道と青森で9割弱。
昔は鳥取砂丘の長芋も多かったのですが、今ではあまり見かけません。
収穫は年2回で、春掘りと秋掘りがあります。
今回は春掘りの貯蔵品ですが、晩秋になれば新物が出てきます。

長芋は生食できる数少ない芋類です。
すってとろろ、刻んで短冊・・生でおいしくいただけます。
どちらかといいますと加熱して調理する方が少ないでしょうか?
しかし、天ぷらにしたり煮物にしても以外においしいものです。

当店ではもちろん炊き込みご飯に。
サイコロに切って、黄金出汁に油揚げと共に炊飯します。
独特の食感に風味良い、秋の長芋ご飯です。

◆おかず◆ ゴーヤーの衣揚げ 三つ葉と小海老の卵とじ パプリカの甘酢漬け

◎本日の価格 480円

【本日はサービス券の発行日です】
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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
17
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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