8月3日（木）の献立

本日は、紅鮭（ベニサケ）ご飯です。
昨日ご来店になったお客様から天然ですか？と尋ねられました。
そういえば鮭や鱒等は養殖物が多く、スーパーなどの安い切り身はほとんどが養殖です。
チリや宮城の銀鮭、ノルウェーのサーモンなど、見た目は美味しそうなのですが・・
ただ他の魚同様、養殖物が有利なのはお値段のみで、天然物の風味には遠く及びません。

本日の紅鮭ですが、紅鮭は未だ養殖することができませんので天然物になります。
紅鮭が住む環境には長い川が必要で、長い川でとれたものほど上物になります。

今回は紅鮭でも貴重な腹身の部分だけをうまく仕入れることができました。
腹身はマグロでいうトロの部分で、脂がたっぷりとのっています。

よくパックで見かけるハラスの切り身。
あれは大抵が養殖のサーモンのもので、変な油臭がします。


6匹分の腹身

薄塩した腹身を香ばしく焼きます。
ほぐした身と生姜を入れて黄金出汁で炊飯します。

魚介に限らず野菜なども、色の濃いものは香りが強く味も濃厚です。
鮭も赤みの濃い方が、味と香りが強く美味しいと思います。

そんな紅鮭の中でも特に美味な腹身だけを使った贅沢なご飯。
普段の鮭と比べてみて下さい。

◆おかず◆　切干大根の五目煮　春雨の酢の物　冬瓜と油揚げの煮浸し

◎税込勉強価格　530円