2月9日（木）の献立

昨日の甘恵黃味（アマエギミ）クレア。



一体何かと思った方もおられましたが、実は特別のミニトマトです。
私も気になってはいたのですが、中々縁がありませんでした。
今回は運良く購入でき、ようやくお弁当に・・
また面白い食材があれば、皆さんにご紹介したいと思います。

本日は、ミックスきのこご飯です。
今回は霜降り平茸（ヒラタケ）を勉強していただけました。



傘の部分が霜降り状なところから霜降りヒラタケ。
発売元のホクトによると、日本のヒラタケと欧州のヒラタケ属を交配させてできた新種のきのこです。
欧州のヒラタケ属にはエリンギ等があります。

容器にも高級感があり、お値段もプレミアム。
松茸も焦る・・とのことですが、確かに美味しいきのこです。

今回はこの霜降りヒラタケとエノキ茸をミックスして炊飯したいと思います。
お味はもう間違いのない美味しさです。

◆おかず◆　阿波レンコンの天ぷら　切干大根の五目煮　サラダブロッコリー（国産）

◎税込サービス価格　520円

2月8日（水）の献立

本日は、寒鯖（カンサバ）ご飯です。
秋から冬に美味しいサバですが、寒い時期は寒サバと呼び特に美味とされます。

久方ぶりのサバご飯は約半年ぶりです。
大西洋サバ（ノルウェーサバ）ならいつでも安くあるのですが、今や近海物は大衆魚ではありません。
近年サバもブランド化され、立派に高級魚に・・
ちょっと複雑な気持ちにはなります。

サバは塩焼きも美味しいですが、私は特に煮つけが好きです。
適度に脂ののったサバをこっくりと煮ると、身がトロっとして非常に美味しい。
おかずの定番ですから、料理教室でも早い回にご紹介しましたが、またやりたいものです。

今回は北海道から真サバが入荷。
約30センチはあろうかという立派な寒サバは文句なしに上物です。
ただ、北海道というと鮭やタラ、ホッケなどを思い浮かべます。
しかし北のサバは上質で、北海道と青森は有名な産地です。

寒サバの身を下ろしてこんがりと焼き、生姜をきかせた黄金出汁で炊飯します。
味つけはやや濃いめにし、上がりに奴ネギをパラリ・・

今回はサバをたっぷりと使用！
濃厚なコクと旨み、脂の香ばしさが何ともいえない寒サバご飯です。

◆おかず◆　春キャベツと新玉ネギの煮浸し　おかかコンニャク　キュウリとワカメの酢の物（あまえぎみクレア入り）

◎税込勉強価格　530円

2月7日（火）の献立

本日は、新・玉葱（タマネギ）ご飯です。
昨日のホタルイカも新物でしたが、今日も新物です。

早春の味、新玉ネギ。
収穫してすぐに出荷されますので、瑞々しく辛みが少なく甘さが際立ちます。
逆に通常のタマネギは、一定期間乾燥させてから出荷されます。


浜松（静岡）の新玉

美味しい新玉ネギですが、ネックは日持ちがしません。
保存も冷蔵庫が必要ですし、鮮度が命です。
そのままスライスして生で食べると本当に美味しいものです。

しかし・・炊き込みご飯にしても思いのほか美味！
当店では新物しか献立に上がりませんので、年に1～2度だけの玉ネギご飯。

新玉ネギの皮をむき、ザクザク切ります。
黄金出汁に新玉ネギと油揚げ、たったこれだけで驚くほど美味しいご飯になります。

血液をサラサラにする新玉ネギ。
玉ネギと聞くとありふれた感がありますが、ご賞味いただければ幸いです。

◆おかず◆　高野豆腐の揚げ浸し　豆苗の卵炒め　カブの風呂吹き

◎税込サービス価格　510円

【本日はサービス券の発行日です】

2月6日（月）の献立

シーズン最後のポン酢ができあがりました。
実は前回が最後の予定でしたが、買いそびれたと言う方が多くリクエストにお応えしました。

柚子と酢橘（スダチ）の果汁を贅沢に使った自家製ポン酢。
これは料理屋時代から毎年作っているものです。

内容は柑橘の果汁と本醸造醤油、本ミリン、純米酒、純米酢（京都 千鳥酢）、削り節、真昆布と、至ってシンプルな配合。

尚、市販の甘いポン酢とは違い、当ポン酢は甘さは極力控えていますので甘味はほとんどありません。
大人の味で、子供様や甘めがお好みの方には不向きかもしれません。

おすすめは鍋以外（？）の料理用。
ポン酢といえば鍋物のイメージですが、鍋料理は水分が入りますので薄まってしまいます。
できれば、ストレートに味わえるお料理にお使いいただくのがお勧めです。

例えば、お刺身や焼き魚。
天ぷら、ぶっかけうどん、酢ガキ、焼き肉等・・
数に限りがありますので、お早めにお買い求めください。

　【 1本　300G入　780円 】

本日は、螢烏賊（ホタルイカ）ご飯です。
例年ですとこの時期に並ぶのは、冷凍したヒネ物を解凍したものです。
しかしなんと、早くも新物のホタルイカが登場。
兵庫県（山陰）からの入荷ですが、今年は例年よりも早く、ちょっと目を疑いました。
今回は塩乾屋の部長が特別に勉強してくれまして、走りのホタルイカご飯が実現しました。



料理屋時代のクセで新物という響きには弱い部分がありまして・・（苦笑）
どうしても季節を先取りしたい。
「おやもうそんな時期ですか」と、いち早く皆様にお届けしたい・・との思いから、ついつい仕入れてしまいます。

しかし新物はやはり高価です。
たくさん出回る時期まで待つと値もこなれて買いやすくなるのですが、少々高くても早く食べたいと思うのは私だけでしょうか？

黄金出汁を調味し、生姜をきかせてホタルイカと油揚げを入れて炊飯します。
小さいながらもコクと旨みは大きなイカをも凌ぎます。
ちょっと贅沢に、季節を先取りした螢烏賊ご飯です。

◆おかず◆ブナピーの卵とじ　さつま芋のいとこ煮　甘酢トマトとサラダパスタ

◎税込出血価格　540円

2月3日（金）の献立

明日（2月4日）は立春です。
まだまだ寒さは続きますが、春の初日とされ、一年が始まります。
で、節を分けるということで、その前日が節分になります。

本日は、節分豆ご飯です。
過去を遡ると当店の節分は、鰯（イワシ）ご飯か豆ご飯。
ただ、イワシは夕飯に食べる方が多く、最近は豆ご飯が多いでしょうか。

節分には恵方巻き（丸かぶり寿司）とイワシの塩焼き・・といった方が多いようです。
恵方（今年は北北西）に向かって巻き寿司を丸かぶりして縁起を担ぎ、イワシを食べて、その頭を庭の柊（ヒイラギ）の枝に刺しておけば、鬼が嫌がり厄除けになるとされます。

元々関西から始まった恵方巻き。
特に近年は段々と豪華になり、また高価になって、少し嫌悪感があるのは私だけでしょうか？
第一、あんなに太くなってはとても丸かぶりは不可能です。
バレンタインデーしかり、製作者（メーカー）や販売者に踊らされている感は拭えません。

話が脱線しましたが、本日の豆ご飯。
北海道の鶴の子大豆を香ばしく煎り、16穀米（もち玄米・もち赤米・丸麦・はだか麦・胚芽押麦・発芽玄米・もち黒米・もち麦・もちきび・ハト麦・青大豆・もちあわ・黒豆・ひえ・小豆・とうもろこし）とブレンドして炊飯します。

味良く栄養満点の節分豆ご飯。
今年も一年が始まります。

◆おかず◆　玉ネギとスルメのかき揚げ　炊き合わせ四品（青首大根・蒟蒻・金時人参・がんもどき）

◎税込節分価格　510円