今日の献立
本日は料理教室の日でした。
本来ですと、もう少し早く使いたかった食材を取り入れた献立。
早朝より名残りの鱧と松茸を仕入れて来ました。

今日の献立は鹿尾菜ご飯、真鯛の兜煮、土瓶蒸しの三品です。
いつもは一汁二菜の献立ですが、今回は一汁一菜で。
といいますか、土瓶蒸しは具だくさんの汁物にもなり大変ボリュームがあります。


土瓶のふたを開け忘れました(笑)

【ご飯】 鹿尾菜(ヒジキ)ご飯
国産の芽ヒジキ、きざんだ油揚げと人参、水煮大豆を出汁で炊いた当店でもおなじみのご飯。
ヒジキの食感と磯の香りが美味しい健康的なご飯です。
ヒジキと言えば煮物のイメージですが、炊き込みご飯も面白く以外に美味しいものです。
乾物は戻すのに手間暇がかかり、昨今は敬遠されがちです。
しかし、栄養満点で生では出せない味や食感、保存が利くので非常時などのお助け食材にもなります。
高野豆腐なども含め煮はもちろん揚げても美味しく、切干大根も酢の物やご飯に使っても美味しい。
定番の乾物料理以外にも色々やってみると面白いかも知れません。
そういえば、ご参加下さった方が戻した高野豆腐を切ってお味噌汁の具にされているとのこと。
お麩よりしっかりとした高野豆腐は、お汁をたっぷりと吸って美味しそうですね。


【主菜】 真鯛の兜煮
今日のはちょっと大きな頭で鍋に入らず。(笑)
でも小さいよりはよろしいかと急きょ煮汁を増やしました。
ただ、刺身用の鯛は鮮度が良すぎて味を入れるのに時間がかかります。
出汁と酒をたっぷりと使った贅沢な料亭仕様。
付け合せには花レンコンと梅人参、筏ゴボウと半月生姜の飾り切りを。
少し手を加えると華やかになります。
木の芽を乗せて
大変豪華な兜煮になりました。

【蒸し物】 土瓶蒸し
名残りの鱧と松茸を使った贅沢な汁物代わり。
瀬戸内産の活けハモに肉厚の丹波大黒シメジに松茸、お約束の海老と銀杏も入れて軸三つ葉を。
器に下ごしらえした具材を入れ、熱々の吸い地を張り、すぐに蒸し器に。
しばらく
待って蓋を開ければ何ともいえない松茸の香りが・・
スダチをギュッと搾って香り豊かにいただきました。

私の独断でやらせていただいた今回の献立。
ちょっと贅沢過ぎましたでしょうか?

本日もご参加ありがとうございました。
来月はお正月料理をやりたかったのですがスケジュールが合わず残念です。
次回は来年1月になります。
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2007/10/08
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料理家
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料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

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