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今日の献立
本日は、ジャガイモご飯です。
今回はちょっと珍しいジャガイモが入荷しました。



その名はレッドムーン。
金時メークとも呼ばれ、外見は金時芋のように赤く、中は濃い黄色のメークインです。
ホクホクの肉質は甘みが強く、収穫は手掘りで栽培が難しい高級品。
北海道でもなかなか手に入らない、まさに幻のジャガイモです。



当店のジャガイモご飯は忘れた頃に献立に上がります。
普段のジャガイモは使いませんから、珍しいものを見つけた時だけ仕入れます。
例えば春の新ジャガや初夏の三方ヶ原(静岡)のジャガイモ、またはインカの目覚めなど。

実は今、ジャガイモが高値です。
この調子だと夏の北海道から出てくる新ジャガを待たないと安くはならないかと思います。
今回の金時メークはかなり勉強していただきました。

ジャガイモの土を洗い流し、皮をむいて水にさらします。
サイコロ状に切り、黄金出汁を薄味に調味し炊飯します。

いつも申しておりますが、ジャガイモご飯は加熱の加減がむずかしい。
ホロホロと崩れるまで加熱するとジャガイモ本来の美味しさが失われてしまいますし。
その頃合いの間隔が狭く、いつも神経をすり減らします。
今回のジャガイモご飯は一食の価値があります!(?)


◆おかず◆ 茄子の衣揚げ 白菜とツナ煮 サラダブロッコリー(国産)

◎税込サービス価格 520円
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早いもので今年もトウモロコシの季節です。
先週はヤングコーンが入荷しましたが、今回はゴールドラッシュが。
ゴールドラッシュというと永ちゃんを思い浮かべてしまう私は歳でしょうか?(苦笑)

本日は、玉蜀黍(トウモロコシ)ご飯です。
トウモロコシのご飯は当店で初めて食べたという方が毎年おられます。
通常、トウモロコシは焼いたり、蒸したり、湯がいたり・・して食べることが多いかと思います。
縁日の焼きもろこしは有名ですし、レンジでチンしても美味しいものです。



当店の場合は数種のバリエーションがありますが、昨年思いましたのは、やはりシンプルな調理法がベストかと。
醤油やバターで炒めたり色々と試しましたが、素材を生かした塩味が一番美味しいかと思いました。

ただ一つだけ。
出汁(ダシ)はトウモロコシの軸からとります。
当店の場合は50本以上のトウモロコシを使いますので大量の軸がでます。
その大量の軸を水から入れ、コトコト煮出してスープを抽出し、炊飯します。

軸は捨てるなかれ!
軸からは驚くほどの旨みが溢れ、シンプルな白ご飯ながらも非常に奥深い味わいになります。
実の方は桂剥きの要領で削いだ後に炊飯器へ。
シャキシャキとして甘ーいトウモロコシご飯はいかがでしょう?

◆おかず◆ 竹輪の磯辺揚げ 阿波レンコンのキンピラ 春キャベツとサラダホウレン草のパスタ

◎税込サービス特価 520円
本日は、豌豆(エンドウ)五目ご飯です。
路地物の無農薬エンドウが手に入ったのですが、いささか量が足りません。
そこで丹波シメジと新ゴボウを合わせ、五目ご飯にいたします。

春の味エンドウもそろそろ終わりを迎えます。
好きな方にとっては何とも言えない青豆ですが、実は私もその一人。
もちろん乾物豆も好きですが、エンドウやソラマメは季節にしか味わえません。

エンドウを莢から出し、塩でみがいて洗います。
黄金出汁を調味し、小房にした丹波シメジ、笹がきにした新ゴボウ、刻んだ油揚げとエンドウを入れて炊飯します。

エンドウ単独のご飯は何度もやっていますが五目は初めてでしょうか?
名残りのエンドウが生きた五目ご飯。
ぜひご賞味ください!

◆おかず◆ ジャンボインゲンの衣揚げ 加賀太キュウリの含め煮 高野豆腐の卵とじ

◎税込サービス価格 520円

★今日のおかずはちょっと珍しい野菜





【加賀太胡瓜=かがぶときゅうり】
加賀の伝統野菜で通常のキュウリよりもかなり太く瓜に近いように思います。
お漬物や煮物に向き、あまり生食はしないようです。
その緻密な実は非常に美味。
あまり柔らかくせず、サクッとした食感を残すと美味しいです。



【ジャンボインゲン】
莢隠元=さやいんげん(三度豆)よりもかなり平たく大きなジャンボインゲン。
似たものにモロッコインゲンもありますが、ジャンボの方が大きいです。
筋はなく、非常に柔らかいので、煮物や炒め物にも向いています。
市場に行っても良い話を聞きません。
私の行きつけの魚屋さんも近々店舗を縮小されるとのこと。
倒産して歯抜けの店も多く、まるで活気がありません。
そんな世の中ですが、当店は毎日たくさんのお客様にご来店いただき、大変ありがたく思っています。
これからもご期待に沿えるよう、真面目にがんばって行きたいと思っています。

本日は、白子(シラス)ご飯です。
最近少ないんですよね、シラスが。
何でもあまり獲れないのだとか。

当店が仕入れるシラスは静岡産か紀州産。
時々、瀬戸内産も入荷しますが今はあまりありません。

シラスもチリメンジャコと同じで小さい方が高価てす。
ちなみに生や釜揚げにしたものがシラス、干したものがチリメンジャコになります。
また、シラスとは魚の稚魚の総称ですが、通常は片口イワシを指します。

黄金出汁に上物シラスと油揚げ、生姜を入れて炊飯します。
シラスはそのままご飯に乗せても、また丼にしても美味しいものです。
もちろん炊き込みご飯はもっと美味です。
当店おなじみのシラスご飯は当分ないかもしれません。

◆おかず◆ レタス玉子 小松菜の煮浸し 春大根の田楽

◎税込サービス価格 530円
本日は料理教室の日でした。
曇り空の中、雨を心配しながら早朝の市場へ。
献立に必要なアスパラとカツオを仕入れに行きました。
今年はカツオが高く、また入荷があるか心配しましたが、無事上物を発見。
アスパラも太いものがあり安堵。
普段の当店なら市場に出向いて献立を決めますが、料理教室の献立は事前告知。
当日に目当ての食材が無いと困ってしまいます。
で、本日の献立は・・・



【鰹の叩き】
お刺身にもできるほどの千葉の上物を使用。
魚体も大きく脂のりも抜群。
これほどのカツオなら何もせずにお刺身がおすすめですが、それでは料理教室になりません。(笑)
教室はIHの為、直火が使えません。
そこで、お手軽にフライパンで作れるタタキを実習しました。
また、水っぽくならずに旨みも逃さない作り方をご紹介。
薬味も青ネギ、シソの葉、ミョウガ、紅タデ、ニンニク、大根、生姜とふんだんに。
タレも国産レモンを使った自家製のポン酢を作っていただきました。
旬の鰹はやはり美味です。


千葉産 極上カツオ

【グリーンアスパラと海老の白扇揚げ】
北海道の立派なアスパラと海老を伸ばして空揚げ風に。
打ち粉をして、すりこ木でトントントンと叩く料理はみなさんの目が点。(苦笑)
しかし出来上がりは素材が生きた味と食感は新鮮な感覚でご満足いただけました。

【水雲雑炊】
春から出回る沖縄モズクを生かしたシンプルな雑炊です。
出汁を調味し、下処理したご飯とモズクを炊き、上がりに三つ葉を乗せて出来上がり。
所要時間も短く、比較的安価なモズクと三つ葉で本格的な雑炊が作れます。
ただ美味しさの秘密はダシですから、ダシは丁寧にとりたいものです。

本日もご参加ありがとうございました。
次回は6月18日(土)の予定です。
当店頭にもリーフレットをご用意していますので、ご自由にお取り下さい。
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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
17
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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