今日の献立
先日、無事に5周年を迎えることができました。
正確には10月8日でしたが、体育の日でお休みですので前倒しさせていただきました。

当店がたこ焼き店からスタートしたこと、今では知る方も少なくなりました。
以前は日に10人ほどのお客様で成り立つような日本料理店をしておりましたが、限られたお客様だけではなく、一般大衆の方にも受け入れられる様な商売がしたくなり本町に移りました。
(実は出店場所に関してギリギリまで京橋と迷いました)

料理屋が真面目に作るたこ焼き‥‥発想はそんな感じでした。
毎日早朝に鶴橋まで活け蛸の仕入れに行き、帰ってからお出汁をひきます。
素材には徹底的にこだわり、銅板で焼き上げました。
お値段は6個で350円。
まったく儲からなかったです。
「匂いがするから」と、ビジネス街では受け入れられず、また、安くて化学調味料などの濃い味付けで慣れた方からすると、当店のたこ焼きはいささか上品すぎたのでしょう。
しかし、中には分かる方も多くファンの方もいましたが、売れ出すのは夕方からでは商売にはなりませんでした。

その当時にタコの余りで炊いていたタコ飯。
これが好評でして、炊き込みご飯の専門店としての再スタート。
ただ、リピーターの方も多く、毎日タコ飯では飽きがきます。
他店のありふれたお弁当とは差別化したかったこともあり、日替わりの炊き込みご飯を選択した次第です。

当初は悩みました。
今までのお店でも季節の炊き込みご飯はお出ししていましたが、筍や松茸、栗や牡蠣などのメジャーなものばかり。
日替わりの炊き込みご飯を続けるなど本当に可能なのかと考える日々。
もちろん、今でも献立作りには苦労しておりますが、何とか5年間継続できました。

本格的な素材で500円前後の売価。
以前のお店では3,000円のお弁当を作っていましたので、かなりの制約がありました。
しかし、炊き込みご飯を中心におかずが三品。
「一汁三菜」の懐石からヒントをいただきましたが、お野菜を中心に身体に良いヘルシー感も出しました。

お客様から5年は早かったか遅かったかと聞かれましたが、当初のことを考えますと、私はやはり長かったかなと思います。
今は亡きお客様から命名していただいた「しきしきごはん」。
これからも皆様のお昼が幸せになるようなお弁当作りに努力して参ります。
今後共どうぞよろしくお願いいたします!
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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
16
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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