今日の献立
昨日の新聞の記事から。
昆布と鰹節からとる出汁(ダシ)が世界でブームなのだとか。
しかし日本のご家庭では、出汁をとったことのない方が約25パーセントほど。
理由は、(1)面倒・・(2)粉末やダシの素から・・(3)高価だから・・
なるほど理由は納得です。
料理教室でもよく話すのですが、出汁をとれば料理の出来栄えがまったく違います。
毎日とるのは面倒ですし、まとめてとって冷蔵庫で保管。
2、3日は持ちますし、濃いめにとって水で割って使っても良いかと思います。

当店では毎朝寸胴で約1時間かけてひいています。
昆布は白口浜(北海道産)の天然真昆布に数種の魚(九州産)をブレンドした節から作ります。
琥珀色に輝く香り高く濃厚な黄金出汁は、ご飯はもちろん、おかずや味噌汁にも使います。
出汁は和食の基本です。
面倒くさがらずに、一度やってみませんか?

本日は、鮴(ゴリ)ご飯です。
はて、ゴリ?
実はゴリという魚、標準和名ではありません。
地方により指す魚が違ったり、呼び名が変わったりと少々やっかいです。
今回は琵琶湖特産の川ゴリを使います。

琵琶湖のゴリというのは、ハゼの仲間のヨシノボリを指します。
今回使うゴリは、特に小さいものを佃煮にした高級珍味です。
こちらに詳しくありますのでご覧ください)
ちなみに金沢のゴリ料理も有名ですが、こちらはカジカという魚で、本ゴリと呼ばれます。

大阪の方には馴染みが薄いとは思いますが、滋賀の方なら皆さんご存知です。
この川ゴリの佃煮は京都でも有名で、老舗の専門店がいくつもあります。
特に実山椒と炊いたゴリ山椒は珍味中の珍味。
チリメン山椒と並び、ちょっとしたお遣い物になる高級品です。



今回は、もちろん黄金出汁を使用。
ゴリの佃煮と黄金出汁で炊くちょっと変わった?贅沢なご飯。
今が旬のゴリご飯は、これが最初で最後です。

◆おかず◆ チンゲン菜と竹輪煮 エリンギ玉子 レンコンのキンピラ

◎税込サービス価格 520円
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しきしき
年齢:
16
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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