9月12日（火）の献立

昨日のイカ昆布ご飯は12時半には完売しました。
最近はこの手のご飯が人気があります。
お断りしたお客様、大変申し訳ありませんでした。

本日は、蛤（ハマグリ）ご飯です。
ハマグリは二枚貝の代表格。
しかしこのハマグリは今や滅多に食せません。

市場に並ぶハマグリはそのほとんどが支那（シナ）ハマグリ。
これは台湾や中国からの輸入品です。
国内でも朝鮮ハマグリが多く、今回の大和ハマグリは超がつくほどの高級品です。
もちろん当店で扱える代物ではありませんが、つい衝動買いしてしまいました。


小ぶりながら極上の味

本ハマともいわれる大和ハマグリ。
これは見ただけでそれと分かります。
貝殻の色艶、模様が明瞭で綺麗で、光り輝いています。
加熱しても硬くならず、なめらかな歯触りと上品な旨味は、大味な他のハマグリとは比べ物になりません。

日本料理ではハマグリの出汁（ダシ）は最上の部類に入ります。
大和ハマグリの澄んだ出汁の風味と旨味がきいたご飯になると思います。

ゴロゴロとは入れられませんが、今が旬の八代（熊本）のハマグリをどうぞご賞味ください。

◆おかず◆　キャベツの和風カレー煮　お麩の卵とじ　太モヤシのゴマ和え

◎税込雨天勉強価格　540円

9月11日（月）の献立

本日は、烏賊昆布（イカコンブ）ご飯です。
イカ昆布とはイカのスライスに昆布、オキアミ、あおさ海苔、チリメンジャコ等をブレンドしたふりかけのような珍味です。
これも人気のメニューでして、黄金出汁で炊くと病みつきの味に・・



しかしこのイカ昆布。
スルメイカの不漁でジワジワと値上がりしています。
日照不足や天候不順等で野菜も高くなり、当店としてもやりにくい今現在です。

日中はまだまだ暑く、真夏日が続きます。
スタミナをつけようと重い食事ばかりでは、かえって胃腸の負担になります。
現代人に不足する食物繊維やカルシウムが豊富なしきしきごはんで残暑を乗り切りましょう！

◆おかず◆　高野豆腐の揚げ浸し　水菜ビーフン　五目ひじき

◎税込サービス価格　530円

料理教室

本日は料理教室の日でした。
今回はしきしき弁当にもよく登場するメニューが数品。
当店のお客様も遠路ご参加になりました。



【甘栗ご飯】
大粒の甘栗を使った人気の炊き込みご飯。
そろそろ和栗も出てきますが、いつでも手軽に作れる栗ご飯をご紹介。
栗本来の甘味に天塩がご飯全体を引き締めます。
ホクホクとしてこれは美味しいと、ご高評をいただきました。

【焼き茄子と茗荷の赤出し】
キッチンスタジオはIHで直火は使えません。
よって揚げ油で作る焼きナス（揚げナス？）をご紹介。
ナスを丸ごと一個を使い、具だくさんの汁物に。
ナスとミョウガの風味と食感が生きた満足の一杯でした。

【イリコの磯辺揚げと茄子の衣揚げ、他】
当店のおかずでおなじみのイリコとナスの揚げ物。
どちらも独特の衣を使う変わり揚げです。
今回はゴーヤーとカボチャも追加して豪華に・・
衣のボリュームもあり、シンプルな野菜にコクもプラスされて食べ応えもバツグン！
天ぷらは温度管理が難しいのですが、皆さん何となく分かっていただけたでしょうか？



それから市場でイガ栗を見つけて衝動買い。
まだ青く若かったので、出刃で裂いて栗煎餅に・・
カリッとした箸休めの一品になりました。

【薩摩芋のレモン煮】
以前に甘露煮をやりましたので、今回はレモン煮を。
市場に国産レモンがなかったので、わが家の庭からお持ちしました。
サツマイモは贅沢に鳴門金時を輪切りで使用。
割れないよう微妙な火加減で、コトコトじっくりと炊きました。
甘く爽やかな食味はさっぱりとして美味しいものです。

本日もご参加いただきありがとうございました。
またの機会を楽しみにしています。

9月8日（金）の献立

本日は、新・里芋（サトイモ）ご飯です。
鹿児島産の「石川早生」を使います。

石川とは石川県ではなく、大阪府南河内郡の石川村（現 阿南町）が原産です。
小型の品種で、主に小芋を食べます。
旬の時期は8、9月。
収穫は夏に九州から始まり、関西、関東へと移っていきます。

黄金出汁で炊く新里芋ご飯。
ホクホク、ねっとりとして美味しい秋のご飯です。

◆おかず◆　竹輪の磯辺揚げ　白ネギと焼き豆腐煮　レタスの卵炒め

◎税込サービス価格　530円

9月7日（木）の献立

昨日の新レンコンとジャコご飯。
以前から思っていましたが、レンコンは人気がありますね。
また、チリメンジャコとの相性も良く、旨みのあるご飯でした。

よく聞かれますのが、何か特別な調味料を使っているのですか？と。
確かに業務用には沢山の旨味調味料がありますが、当店は液体、粉末を問わず、科学的なものは使いません。
基本になる黄金出汁は、カツオをはじめ数種類の魚の節をブレンドしたものと天然真昆布からとります。

その他には酒、ミリン、醤油、塩等、天然の調味料のみで作っています。
現代人の舌は科学的な調味料の味に侵されています。
自然なもので作った中に科学的なものを入れると、調和が乱れて逆に不味くなります。
そのことに気づいている方はいったい何人いるのでしょうか？

本日は、鯣烏賊（スルメイカ）ご飯です。
なんだイカか・・と言うなかれ。
今このスルメイカが大変なことになっています。

近年不漁のスルメイカですが、今年の水揚げは不漁といわれた昨年の約半分。
10年前の1/4にまで落ちる大不漁です。
ついにはあの有名ないかめし弁当も780円に値上げされました。
業者さんは海外に目を向けましたが、外国産も不漁で高騰。
今やレアなスルメイカは珍しい食材です。

日本人のイカ好きはかなりのものです。
生はもちろん、干したり、塩辛等の珍味にしたり・・



今回、たまたま安くしていただけたスルメイカ。
黄金出汁をやや濃口に調味し、角切りにしたイカと生姜をきかせて炊飯します。
上がりに細ネギをパラリ・・

風味と食感がご馳走！
貴重なスルメイカご飯をぜひご賞味ください。

◆おかず◆　新サツマイモのいとこ煮　エリンギの卵とじ　莢インゲンの酢味噌和え

◎税込出血価格　530円

【本日はサービス券の発行日です】