今日の献立
「だまされたと思って食べてみ?」と知人に言われました。
実は味◯素のことなのですが、この方はコレを入れないと何か物足りないそうです。
そういえば以前のお店でも、自前で味◯素を持ち歩いているお客様がいました。

街中に氾濫する化学調味料や食品添加物。
当然、外食や中食でも使われて当たり前の時代。
また、それらの食品を食べて育った今の世代は、化学調味料や食品添加物が使われていないと何か物足りなく感じます。
利益だけを優先し、合理化を進めた企業の功罪は現代人の味覚を奪いました。

商品を買う時に裏面の小さなラベルの原材料を見る方はおられますか?
私はまず何が使われているかを確認してから購入します。
化学調味料や食品添加物は身体に悪いというだけではありません。
何より味の面で美味しくないからです。
色艶が不自然なほど良く、いきなりガツンとくる旨み(不味み?)。

普段から真っ当なものを口にしていると、自然にこれらの食品から遠ざかると思うのですが、大手チェーンの外食店や中食店、コンビニなどが繰り広げる価格競争に乗る今の消費者には無理なのでしょうか?

一度失った味覚はなかなか元には戻りませんので舌は大事にしたいものです。
北大路魯山人の本(特に「かの魯山人の愛弟子」と言われた、故 平野雅章氏の著書がおすすめ)でもご覧になってはいかがでしょう?
美食の世界が開けます。

kirin.jpg

写真は昭和40年に発売され、一時生産を中止してまた復活した小笠原食品の「キリンラーメン」。
素材にこだわった食品ですが、少し添加物が使われているのが残念です。

nattosoba.jpg

こちらのムソー株式会社の食品は大変すばらしい!
ただ、真面目に作ると売価が上がり、利益も少なくなるので商売としては厳しいものがあります。

本当に申し訳ありません。
本日も沢山のお客様にご来店いただきましたが、途中で完売になりました。
「もっと炊いたら?」と言う方もおられますが、現状では今の数が限界です。

毎日大釜で2度炊きしますが、3度炊くには難しく、新たに釜を増やすにも置き場所がありません。
元々がたこ焼き屋としての設計ですので・・・(汗)

店内の飲食スペースを考えるか、新たに作る場所を設けるか、現在思案中です。
(当ビル2階にも飲食スペースがあります)

売切れ御免では心苦しく思うのですが、これに懲りずにまたのご来店をお待ちしております。

毎日市場に出向き、美味しい食材、珍しい食材を探しております。
なるべくワンコインでの販売を心がけ、これからも美味しくて健康的で皆様のお昼が幸せになるようなお弁当作りに努力して参ります。

至らぬ面もございますが、ご理解どうぞよろしくお願いいたします。
秋の食材で外せないもの・・・
本日は、銀杏(ギンナン)ご飯です。
9月には早生のぎんなんが出てきますが、ずっと目を背けていました。
ぎんなんもその工程を考えますと、どうしても逃げてしまいます。

ぎんなんは鬼殻の状態で市場に並びます。

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まず、銀杏の木から落ちた実はバケツの水に入れて腐らします。
回りが柔らかくなったら、ビニール手袋か長靴を履いて鬼殻が顔を出すまでこそげます。
素手で触るとかぶれますから。
後は綺麗に洗えば市場で売っている状態になります。

icyo2.jpg

今度は、ぎんなん割りか金づちで鬼殻を割ります。
鬼殻を剥いたら内皮を剥きます。
これがなかなか剥けません。
鍋にお湯を沸かして、ぎんなんを少しづつ入れてお玉を転がして皮を剥きます。
今回は4キロほど買いましたが、ここまでするのにかなりの時間を要します。
栗や銀杏など鬼殻のある食材は、非常に手間暇がかかりついつい逃げてしまいますが、季節を象徴するものですから毎年1、2度はがんばります。
今回も、よそ様では中々召し上がれないご飯ですのでぜひご賞味ください。

◆おかず◆ しきしき焼き 長ネギとヒロウス煮 インゲンのゴマ和え

◎本日の価格 490円
昨日の落花生ご飯。
想像を遥かに超えた、落花生の醍醐味を堪能できる大変美味なご飯でした。
ただ、あいにくの空模様のせいでしょうか?
私が期待したほどの人気はなかったようです。
ピーナツはスーパーやコンビニで気軽に買えることから、貴重で高価な食材であるという認識を持つ方が少なかったのが残念です。
しかし、ご賞味くださった皆さんには大好評!
予算オーバーでも仕入れて良かった!と思えた落花生でした。

本日は、鰊(ニシン)ご飯です。
北海道からの入荷ですが、当店では4年半ぶりのニシンになります。

ニシンの子が数の子。
ニシンと言えば、甘辛く炊いた昆布巻きやニシン蕎麦が有名です。
今回使う身は、一度干した身欠きニシン。
お米のとぎ汁で戻し、番茶で下茹でし、2~3時間炊いて十分に味を含ませます。
煮汁ごと炊飯すればニシンご飯の出来上がりです。

nishin.jpg

今回は問屋さんの棚卸しで安く分けていただけました。
あまり頻繁にできる献立ではありませんので、ぜひご賞味ください。

◆おかず◆ ズッキーニ玉子 小松菜と油揚げの煮浸し ふわふわ高野豆腐

◎サービス価格 500円

本日はちょっと珍しい食材を仕入れました。
浜松(静岡)のジャンボ落花生。
ジェンキンスジャンボという品種で、一粒が3センチ以上もあります。

rakkasei.jpg 大粒落花生 6kg

皆さんが普段口にするピーナツは、大抵が中国産か米国産。
千葉産などの国産ピーナツはまれで、非常に高価で百貨店などでしか買えません。
また、通常はバターピーナツなど煎られたもので、生の落花生は関西では珍しいです。
生で味見しましたが、サクッ!としてほのかな甘みがあります。
栄養面でも優秀で、健康に良い成分を多く含みます。
ただ、摂り過ぎには注意が必要です。
食べ過ぎると鼻血が出るとか言われるのはエネルギーが多いからでしょうか?

今回は、生の落花生を炊き込みご飯にします。
天然の真昆布でとったお出汁に塩で味付けし、渋皮ごとの生の落花生を入れて炊飯します。
渋皮はポリフェノールが多く、剥いてはもったいないですし、香ばしい香りがご飯いっぱいに広がります。
(ポリフェノールは血液をサラサラにし、生活習慣病の予防に効果的)

rakkasei2.jpg 渋皮が付いた状態です

生は今の時期にしか出回りませんので今回が最初で最後になります。
大変珍しい落花生ご飯。
天気は下り坂ですが、ぜひご賞味下さい!

◆おかず◆ イリコの磯辺揚げ チンゲン菜と油揚げの煮浸し 鳴門金時のレモン煮

◎出血価格 500円

remon.jpg 紀州レモン

★綺麗な国産グリーンレモンが入荷しましたので、鳴門金時と炊きましょう。
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プロフィール
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しきしき
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17
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

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