今日の献立
日中は汗ばむ季節になりました。
沖縄地方では梅雨入りしましたが、北海道ではまだ桜が咲いています。
縦に長い日本列島。
あらためて四季のある日本に生まれて良かったと思います。

本日は、桜海老(サクラエビ)ご飯です。
桜海老の漁期は春と秋の年2回。
ここに来てようやく春漁の桜海老が間に合いました。

今シーズンはもう無理かな・・と思っていた桜海老。
関西への入荷はあるのですが、相場とのタイミングが合いません。
本物の桜海老はかなりの高級食材で、当店のお弁当には難しいものがあります。

実はこの桜海老を軽視する方が多く、残念に思うことがあります。
世にはびこる桜海老の文字(ラベル)。
小さく桜色をしていれば桜海老かと誤解します。
しかし本物はかなり高価ですぐに判別がつき、通常のスーパーでは中々お目にかかれません。
そうは言ってもやはり一度は食べていただきたい・・との思いから、仕入れた次第です。

駿河湾(静岡)の宝石、桜海老。
3~4cmの小さな海老ですが、この透明感は本当に美しいものです。


素干しも美味ですが、今回は生です。

天然真昆布の出汁に天塩のみで海老の持ち味を生かします。
シンプルながらも春を感じる桜海老ご飯。
一度きりの贅沢です。

◆おかず◆ ゴーヤーの衣揚げ 絹サヤの卵とじ 切干大根の五目煮

◎税込出血価格 540円
本日は、鯣烏賊(スルメイカ)ご飯です。
今期は大不漁で、今、大変貴重なスルメイカ。
献立に上がるのは、一体いつ以来でしょうか?
そう言えば、タコもかなりやってません。
こちらも少なく、全くどうなっているのやら・・

先日の料理教室でイカ飯を作りました。
その際も四苦八苦して確保しましたが、あってもかなりの高級品です。
あのスルメイカが・・


富山の「いしる」

今回のイカご飯は、切ったイカに根菜(ゴボウと人参)、油揚げをプラスしてイカ五目ご飯に。
そして目玉は調味料です。
先日お客様にいただいた「いしる」を使います。
いしるとは石川県で作られる魚醤です。
魚醤とは魚介類を塩漬けにし、発酵、熟成させた液汁で、醤油のようなものです。
料理に使うと独特のコクと風味がプラスされ美味しいものです。


これは前回いただいた「しょっつる」

魚醤には色々とあり、北海道の鮭を使ったものや、青森のホタテを使ったもの。
今回のいしるはイカで作ったものですが、イワシで作ったものもあります。
特に有名なのが秋田のしょっつる。
これはハタハタで作ったものです。
後はアユやイカナゴ等、全国で作られています。
海外に目を向けると、タイのナンプラーやベトナムのニョクマムが有名です。

さて今回のイカご飯は、一体どんなものになるのか?
一食の価値はあります!

◆おかず◆ さつま芋のいとこ煮 高野豆腐の卵とじ サラダブロッコリー

◎税込出血価格 530円
本日は、蕨(ワラビ)ご飯です。
山菜の王 ワラビがようやく入荷しました。
ワラビは今回が最初で最後になります。

昨今は本物のワラビも中々食べれることができません。
パックや冷凍のものはよくありますが、生鮮は珍しいかと思います。


極上わらび 4kg

昔は山でとったものをお爺ちゃん、お婆ちゃんが調理してくれたり・・
今なら自分で買って調理するか、ちょっとした料理屋にでも出向くか・・
特に都会で生まれ育った方には珍しいのではないでしょうか?

しかし都会にも当店があります!
まずはアク抜きに使う藁灰(ワラバイ)作りから。
昨今は手っとり早く重曹を使う方が多いのですが、それだと本来の食感が生まれません。
やはり灰を使ってのアク抜きが面倒ですが一番です。
半日かけてアク抜きし、数時間流水にさらします。

当店の蕨ご飯は、炊き込み用とお浸し用の両方を作ります。
黄金出汁にきざんだ油揚げ、叩いたワラビを入れて炊飯します。
炊けたらザックリと混ぜ、一晩 お浸しにしたワラビを乗せてできあがりです。

ちょっと豪華な本格蕨ご飯。
本物のワラビの食感と少し粘りのある舌触り、風味と食味をぜひ味わって下さい。

◆おかず◆ きのこビーフン(平茸とエノキ) えびす南瓜の含め煮 春キュウリとワカメとチリメンジャコの酢の物

◎税込出血価格 540円

【本日はサービス券の発行日です】
昨日の黒豆雑穀ご飯。
お昼前からタイミング良く?雨がパラパラと。
私の普段の行いが悪いのでしょうか?
今日は残るかな、と思っていましたが、12時半過ぎには無事に完売。
お断りしたお客様も多く、申し訳ありませんでした。
もちろん私も・・(涙)

本日は、貝ヒモご飯です。
貝ヒモとはホタテ貝のヒモ(外套膜)の部分を使った高級珍味です。
そのままでも良し、炙っても良し、おやつに、おつまみに最適。
このご飯を食べられるのは、おそらく当店だけかと思います。
(他にも色々あるでしょうが、笑)


このご飯もファンが多く、「時々食べたいけど やり過ぎもダメ」とか言われています。(苦笑)
はい、そのお約束を胸に、時々やらせていただきます。

ただ昨年の一時期、約半年ほどでしょうか、ずっと入荷が無かった事があります。
実は今も続いていますが、ホタテが不漁で高値で推移しています。
ホタテがとれないと、もちろんヒモもとれません。
そんな感じなものですから、この先は分からない部分があります。

食感が良く、風味もまる!
黄金出汁で炊く、ホタテ貝ヒモご飯です。

◆おかず◆ イリコの磯辺揚げ 新じゃがのサラダ 新白菜と水菜と油揚げの煮浸し

◎税込サービス価格 530円
本日は、黒豆雑穀(クロマメザッコク)ご飯です。
実はこのメニュー。
隠れファン?が多く驚いてしまいます。
私も一二を争うほど好きでして、今日は残らないかな?と、密かに思ってしまいます。(笑)

このご飯は北海道産の黒大豆に内地の16穀米を真昆布のダシで炊き込むシンプルなもの。
味付けは天塩のみで、雑穀の風味とフライパンで香ばしく煎った黒豆が美味。
この黒豆は噛めば噛むほど甘みが出てきて、程よい食感がアクセントに・・

もちろん栄養面でも折り紙付き。
当店でも上位を争う栄養満点のご飯になります。

まだ食したことがない方はぜひ一度ご賞味ください。

◆おかず◆ 竹輪の磯辺揚げ レタスの卵炒め 国産ひじき煮

◎税込サービス価格 520円
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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
17
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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