今日の献立
本日は、新・牛蒡(ゴボウ)ご飯です。
春ゴボウ、夏ゴボウとも呼びますが、春から初夏に収穫される柔らかくて香りの良いゴボウです。
今回は熊本県から菊池ゴボウが入荷しました。



江戸の味 柳川鍋は、暑中に裂いたドジョウに夏ゴボウの笹がきを入れて卵でとじた料理。
そこから、他の材料であっても、ゴボウに卵でとじたものを「柳川風」と言います。
今回は卵は使いませんので柳川ではありませんが、しきしき風の炊き込みご飯になります。

新ゴボウをたわしでサッと洗い笹がきにし、すぐ水にとってアク抜きします。
酢を使う方もおられますが、私は必要ないと思います。
黄金出汁に笹がきと油揚げ、相性の良い人参を入れて炊飯します。
少し蒸らせば新ゴボウご飯の出来上がりです。

ゴボウは非常に食物繊維が多い食品です。
胃腸を整え、便秘や大腸がんの予防にも効果があります。
香りよく柔らかい、清々しい新ゴボウご飯で健康になりましょう!

◆おかず◆ 阿波レンコンの磯辺揚げ カレーキャベツ 国産豆ヒジキ

◎本日の価格 480円

早いもので6月です。
近畿も梅雨入りしましたが、市場では夏の魚ハモがチラホラと。
ツユの水を飲んで美味しくなる‥‥といわれるハモも、その内献立に上がるかと思います。

本日は幻の高級魚、柳葉魚(シシャモ)ご飯です。
「なんだ、昨日の夕飯に食べたよ」という声が聞こえてきそうですが、今回は本物のシシャモです。

 子持ち柳葉魚160匹。サッと炙って黄金出汁で炊飯します

昨今は百貨店の物産展などで時々見受けるシシャモですが、これが超高級です。
小さな魚が3匹で1,000円~1,500円ほどはします。
通常のスーパーで並んでいるシシャモとは、実はまったく別の魚。
カラフトシシャモやキュウリウオなどが混同されています。
本物は極希少で、北海道の太平洋沿岸、中でも鵡川(ムカワ)はトップブランド。
当店で献立に上がったのも釧路産のものが過去に1度だけです。

今回は卸問屋さんの1度切りの蔵出し品。
安くはしていただきましたが、それでも大幅な予算オーバーで、実は松茸並みの価格。
しかし、こんな機会は滅多になく、頑張って仕入れた次第です。

大変お値打ちの子持ち本シシャモの炊き込みご飯。
幻の味をぜひともご賞味ください。

◆おかず◆ 三度豆と竹輪煮 高野豆腐の卵とじ 加賀太キュウリの甘酢漬け

◎出血大サービス価格 550円

昨日のべっぴんさんは美味しかったですねー!
さすがに丁寧に育てられた作物は格段に違います。
しかし、新ジャガは火の通し加減に神経を使います。
ゴリゴリは論外ですが、柔らかすぎても本来の食味を引き出せません。
ネットリ、ホッコリ、ご満足いただけましたでしょうか?

去る5月10日に大阪市中央卸売市場で時鮭の初セリがありました。



私はずっとタイミングを伺っていたのですが、本日やっと入荷です。
時鮭は秋に捕れる白鮭と同じですが、春から初夏に捕れるところから時不知(トキシラズ)と呼ばれます。
未成熟の子供の鮭で、生殖巣が未発達の為に脂がのって大変美味。
幻の鮭と呼ばれます。



真の幻の鮭は鮭児(ケイジ)だと思いますが、こちらは百貨店なら1本10万円は下りません。
昨年私は仕入れる寸前までいきましたが、最終的に断念しました。
今はワンコインのお弁当屋だと気付いたからです。(笑)

時鮭を捌いて薄塩をして炙ります。
今回は黄金出汁に生姜をきかせて炊飯します。
上がりに軸三つ葉を‥‥
当店でしか食せない?
たっぷりと脂がのった時鮭ご飯です。

◆おかず◆ 炊き合わせ(春大根・春人参・生芋コンニャク・飛龍頭) ゴーヤーのお浸し

◎サービス価格 500円

昨日の初鰹ご飯。
あいにくの天候で少し残ってしまいました。
私も一膳いただきましたが、やはり極上の初鰹は美味しかったですね。
非常に名残り惜しかったのですが、また来年を楽しみに箸を置きました。

本日は、新じゃが芋ご飯です。
この時期のみ出回る長崎のべっぴんさんです。



初夏に出て来る静岡県三方原産のじゃが芋と同じように、良質の赤土で育てられた男爵系です。
皮肌が非常に綺麗で鉄分とビタミンを多く含みます。
ほのかな甘みとホクホク感が、じゃが芋本来の美味しさを再認識させられる一品。
まさに、今のじゃが芋としては最高ランクの素材です。



せっかくのべっぴんさんですから極シンプルに。
黄金出汁に油揚げのみで炊飯します。
ホッコリとして幸せな気分になれる、新じゃが芋ご飯です。

◆おかず◆ 高野豆腐の揚げ浸し チンゲン菜と竹輪煮 丹波シメジの卵とじ

◎本日の価格 480円

本日は、鰹(カツオ)ご飯です。
春に黒潮に乗って北上(5-6月)する初鰹は、秋には戻り鰹として南下(9-10月)します。
一般的に戻りは脂がのり美味とされますが、私は初鰹の方が好みです。
藁(ワラ)火で焼いたタタキは最高!
何とも言えない贅沢な気持ちになります。



今回仕入れましたのは銚子(千葉県)の鰹です。
浜で釜揚げにされたものを黄金出汁で炊飯します。
薬味には生姜と奴葱を‥‥

初鰹は今回が最後になります。
春には是非とも食べておきたい、初鰹ご飯です。

◆おかず◆ 大阪茄子の揚げ浸し 地場もん小松菜の煮浸し ピリ辛コンニャク

◎本日の価格 500円

【本日はサービス券の発行日です】
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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
17
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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