3月16日（火）の献立

本日は、玉筋魚（イカナゴ）ご飯です。
文字通り、糸のように細長い小魚です。

皆さんはイカナゴをご存知ですか？
昨日はホタルイカにふれましたが、イカナゴも早春を代表する魚です。
特に兵庫県の瀬戸内地方では、このイカナゴをくぎ煮（佃煮）にします。
最近では大阪湾でも漁があり、大阪でもくぎ煮を炊く方が増えております。

※くぎ煮とは、形が曲がった釘のように炊き上がるのでその名があります。

当店ではくぎ煮にはしませんが、炊き込みご飯にしたいと思います。
恐らくは、今年最初で最後になると思います。
なぜなら、今回は瀬戸内産の新子（稚魚）を使いますが、出回る期間が非常に短いからです。
しばらくすると大きくなって、古背（フルセ）になってしまいます。
成魚になると、叺子（カマスゴ）なんて呼ばれます。
（注）成魚ももちろんイカナゴなのですが、カマスに似ているからとカマスゴなんて呼ばれています。

あまり大きくなるとご飯には向きませんので、新子の出回る今の時期に使いたいと思います。

イメージとしては、当店の魚シリーズのシラスご飯とお考え下さい。
しかし、シラスはイワシですから、イカナゴとは風味が異なると思います。
この機会に、一度食べ比べられてはいかがでしょうか？

◆おかず◆　高野豆腐の揚げ浸し　レタスの卵炒め　蒸し大根の五目煮

◎本日の価格　480円

※時々、おかずの献立が変更になっております。
予定の入荷がなかったり、荷物の積み忘れ（汗）等々、ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

★いっち様よりコメントをいただきました。
一週間の献立を前もって教えてもらえれば、とのご意見です。

当店の場合、大抵は仕入れに行ってから献立を決めることが多いです。
理由はその日の相場を見て、安くて良い素材を使いたいからです。
あらかじめ献立を決めて仕入れに行くと、多少高値でも仕入れなくてはなりません。
そうなれば、とてもワンコインではお出しできなくなります。
従いまして、よほどの事がない限りは一週間の献立は決められないのが現状です。

ただ、そうは申しましても、事前に仕入れを終えていて予定の分かるものは予告させていただきます。
店頭には毎日翌日の献立を記しておりますが、当ブログにも書くようにいたします。

しかし、たとえば500円を超えるサービスメニューなどは、どきれば内緒にしたいのが本音です。
こういう日は予告をしなくても殺到されます。
そうなれば、当店としても対応できなくなり、結果として沢山のお客様にご迷惑をおかけしてしまいます。
ですので、できる限りでお知らせさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

【お願い】
当店で作れる数には限りがあります。
複数個（5個以上）をご入用の方はなるべく早めのご予約をお願いいたします。