今日の献立
本日は、干鱈(ヒダラ)ご飯です。
北海道産の真鱈の干鱈を使います。

干鱈とは、タラを開いて干したものです。
関西では、お正月に棒鱈(ボウダラ)を炊きます。
棒鱈とは、真鱈の成魚をカチカチに干したものです。
今回の干鱈は、子供の真鱈を干したものですが、棒鱈ほど硬くはありません。
通常、干鱈は、煮物や酢の物、またはサッと焼いて酒の肴にします。
しかし、当店では炊き込みご飯にしています。

干鱈にも色々あります。
安いものは、ロシア産のスケトウダラを使った干鱈です。
今回使うものは真鱈ですので、値は張りますが、お味も良いでしょう。

干鱈を一昼夜、塩水に漬けて戻します。
この間、数回水を取り替えます。
十分に戻ったら、細かくきざみ、お出汁で炊飯します。

タラは誤解されやすい魚です。
当店でも食べず嫌いの方が多いのですが、鮮度の良いタラは非常に上品で美味な魚です。
「たらふく食う」という言葉がありますが、タラは何でも口にして常に胃袋が一杯です。
従って、少し鮮度が悪くなると、胃の内容物が腐って匂いを発するというわけです。
しかし、鮮度の良いタラはそんなことはありません。
ましてや今回の干鱈は、捕ってすぐに天日干しされていますので、
乾物独特の濃厚な旨みを満喫できます。
かなり久しぶりの献立ですが、ぜひ一度ご賞味ください。

◆おかず◆ 万願寺唐辛子の天ぷら 水菜の煮浸し 南瓜の小倉和え

mangangi.jpg

★夏の高級食材、万願寺唐辛子です。
唐辛子とは言いましても、辛くはありません。

◎本日の価格 480円

◇9日(木)は、エリンギご飯です。

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しきしき
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17
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非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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