今日の献立
1 2 3 4 5 6 7 8
今年も大型連休が始まりました。
長い方は9連休ということですが、当店は5月1日と2日は営業いたします。

今日も早朝から市場へ。
本日は筍を目当てに行ってきました。

4月20日(金)の筍ご飯は早々の完売。
実は筍には人一倍執着心がある私はおこぼれを期待していたのですが一口も当たりませんでした。(涙)
で、どうしても諦めきれずに車を走らせました。(笑)

あいにく合馬は終わりで良いものがありません。
京都もイマイチ物が悪く(値は高いのですが)、石川産もまた同じく・・
中でも大阪産はまずまずで、木積(コツミ=貝塚市)の筍を購入。
さっそく
下茹でも終わり、明日は筍ご飯です!♪

それから帰りに道具屋さんへ。
私好みの清水焼の小鉢を購入。
清水は上品で繊細で好きな産地の一つです。

倉庫に着き、地面に置いていたところ、ゴボウが倒れてガッシャーン!
少し鈍い音がし、汗が出ました。
恐る恐る包み紙を開けると、案の定パリッと・・(泣)
五客セットが四客に・・
よく使っている途中で割ることはありますが、使う前に割れると流石にショックです。
キチンと箱に入れておけば良かったと、後悔した次第です。


・・・・・

仏教の教え、諸行無常ではありませんが「形あるものはいつか壊れる」といいます。
焼き物も本来お飾りではなく、使ってなんぼの世界です。
割ることを怖がって使わないでいては器や作家に失礼です。
ただ・・ 一度はなにかを盛ってやりたかった・・と、ため息をついた午後でした。
今日も早朝から市場へ。
雨も心配しましたが、午前中はよいお天気に。
日頃の行いが良いのでしょうか?(笑)

野菜もかなり安くなりましたが、特別安いものもなく、定番の商品ばかりです。
実は私、変わったものや珍しいものが大好きなのですが、そういったものはあまりありません。
昔から普通の料理人が敬遠するようなマニアックな食材も進んで仕入れていました。

ただ・・
当店のお客様は基本的に知らない食材(献立)は避ける傾向にあります。
今まで食したことがなく、よく分からないものは、少々敷居が高いようです。
残念なことですが、一度食していただいた方は美味しかったと仰います。
しかし、そのまず一口を食べていただくのが難しいのですが・・(苦笑)

で、帰りに道具屋さんへ。
赤膚焼(アカハダヤキ)の銘々皿を購入。
実は父の出身が奈良県大和郡山市で、赤膚焼の本場としても親近感があります。
ただ有名なのは金魚や郡山城の方でしょうか?


器もしょっちゅう買いますが、中々アップできません。

私が幼少の頃、よく祖母に連れられてお城の辺りへ行きました。
主に昆虫採集だったと思いますが、時々お城の上戸から十二単を召したお姫様を見ることができました。(今思えば着物を着て住んでおられたとは思えず、単にパフォーマンスだったのでしょうか?)
もちろん今は祖母も他界し、お城の現状も分かりません。
また、父の生家も存在しません。

祖父母の家に里帰りするのは私の楽しみのひとつでした。
京都のそれと同じように縦に長い町家でした。
ガラガラガラと引く木の引き戸。
入り口には囲炉裏があり、長い土間の片側には畳の間が広がります。
その反対側にはおくどさん(かまど)。
流しはタイル張りで、その奥には井戸があり、昔ながらの作りです。
天井は吹き抜けで大きな梁がありました。
その下には檜のお風呂・・
私が料理の世界に入る前でしたが、一度その炊事場で料理をしたかったものです。

夏はちょうど真ん中に位置する坪庭でスイカを頬張ったものです。
食べた後はそのまま縁側でお昼寝。
縦に長く風通しもすこぶる良く、風鈴の音を聞きながらのお昼寝はたいそう気持ちが良かったものです。
今では懐かしい、はるか昔の遠い記憶です。

長文失礼いたしました。
今日も早朝から市場へ。
朝は肌寒かったのですが、日中はポカポカ陽気になりました。

3月に入って気候も良くなり、野菜の相場も少しじわっとしてきました。
まだまだ安いという感じではないのですが、ピーク時から見るとかなり値ごろ感があります。
これも長ーい高相場で、感覚が麻痺したからでしょうか?

最近のしきしきごはんは春の献立が目白押しです。
今週は春を代表するあの食材も登場予定でいます。
一年を通してなるべく旬のものを使い、ご提供できればと思っています。

時期のものとは言いましてもそれぞれ、走り、旬、名残りがあります。
それらをひっくるめて旬と言えるのかもしれませんが、私は走りに走る?傾向がありまして・・苦笑
料理屋(ウチは弁当屋)ではどこもそうかと思います。
「おや、もうそんな時期ですか」と、一足早く季節を感じていただきたいのです。

高級料亭でしか食せないもの、なかなか手軽に食せない珍しいもの等。
当店のお弁当を通して、日本の四季をリーズナブルにお届けできたらと思っています。


リアリティがあります

で、帰りに道具屋さんへ。
天然の朴(ホオ)の葉で作った菓子皿を購入しました。
自然の朴の葉で厚紙を挟んで作られたもので、一枚一枚自然な風合いがあります。
一皿に二枚使われていて、素朴な中に温かみを感じます。
さて何を盛りましょうか?
金曜日の鯛の子ご飯。
鯛の子をアク抜きし、しっかりと煮含めます。
煮汁を切って粗くほぐし、黄金出汁で炊飯しました。
生のまま炊飯したのでは魚卵に味が乗りませんし、アクも出ます。
炊き込みご飯も下ごしらえが肝心です。
ご飯に入っていた青みは春菊です。
香りの良い春菊でも春を感じていただきたかったものですから・・



実は・・

昔から生の鱈子(タラコ)を鯛の子と呼びます。
そう呼ぶのは大阪や京都など、主に近畿地方でしょうか?
春になれば真鯛も卵を持ちますが、これは数が少なく市場には並びません。
どうしても食べたければ、雌の鯛を一匹買うしかなさそうです。
形や色艶など、確かに鱈子に似てますが、本鯛の子は更にきめ細やかで上品です。
特に天然鯛のものは一食の価値があります。
ただ、1腹で1万円ほどの出費は覚悟しなければいけませんが・・

市場に行ってもあまり収穫がありません。
安いものがまったく無い!
キャベツが高い(1つ500円くらい)とお好み屋さんも嘆いていました。

唯一の楽しみは道具屋さんに寄ることぐらいでしょうか?(苦笑)
水盤ということですが、どうも備前には心奪われます。

そういえば以前の料理屋では色々なものに料理を盛り付けました。
木桶に氷を敷いて刺身を盛ったりもしましたが、あの舟盛りというのは今でも滑稽(こっけい)に思います。


一辺が40cmほどあります

土と火の器、備前。
重厚で料理の邪魔をしないのが良いかと思います。
今日も早朝から市場へ・・
冬の雨は冷たいですね。

市場も悪天候からか活気がなく閑散としています。
しかし活気がないのは食材の高相場も関係しているようです。

野菜や魚介が少ないのは異常気象や乱獲が原因です。
そのすべての元凶は人間にあるのではないでしょうか。

当店では季節を大切にしています。
もちろん通年出回るもの(ハウス野菜や加工品)も使いますが、その季節にしか食せないものや、行事もの等はなるべく使うように心がけています。


昨秋の銀杏ご飯(薩摩芋の天麩羅・五目ひじき・白菜とツナの煮浸し)

例えば秋の銀杏ご飯、つい先日の新玉葱ご飯や菜の花ご飯など・・
なるべく走りのものを仕入れ、季節の到来を楽しんでいただけたらと思っています。
尚、カキめしもリクエストをいただいておりますが、今月後半に後一度だけ予定しています。


先日の菜の花ご飯(高野豆腐の揚げ浸し・切干大根の五目煮・じゃが芋のサラダ)

で、市場の帰りにはやはり道具屋さんへ。
鎌倉彫の三ツ引です。



柄は牡丹で、小物入れにでもなるかと購入。
鎌倉彫も素朴で味がありますね。


カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
6
7 13
14 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
16
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
バーコード
カウンター
カウンター
"しきしき" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.