6月17日（金）の献立

本日は、鱧（ハモ）ご飯です。
先日解禁になったハモが早速入荷しました。
昨日が高知の新生姜で、今日は愛媛のハモ。
香川と徳島もそうですが、当店にとって四国は貴重な仕入れ先です。

夏を代表する高級魚のハモ。
梅雨の水を飲んで美味しくなると言われるハモはこれから旬を迎えます。
ハモは見た目はいかつく獰猛ですが、身は上品な白身で淡白。
独特の旨みとほどよい油があります。
暑い夏にはさっぱりと食せるハモは特に関西地方で人気があります。

代表的なものが湯引き。
ハモチリとも言いますが、サッと湯通しして酢味噌や梅肉でいただきます。
他には照り焼きや天ぷら、椀種などに使います。

ハモは美味しい魚ですが厄介なのがびっしりと走る小骨です。
長い魚で身の中に無数にあり、抜くことができない為に骨切りという作業が必要になります。
骨切り十年などといわれますが、皮だけを残して一寸の身の間に26筋の包丁を入れて初めて一人前といわれる職人芸です。

私も以前に営んでいた料理屋では、この時期は毎日活けハモの入荷があり少し懐かしく思います。

ハモも昨年は出来ずじまいで、約2年ぶりのメニューです。
贅沢にハモが入った走りのハモご飯をどうぞご賞味下さい。

◆おかず◆　加茂なすの衣揚げ　高野豆腐の含め煮　白ネギの卵とじ

◎税込出血価格　570円