今日の献立
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今の店をやる前は、それほど炊き込みご飯は作りませんでした。
季節に一度二度、それこそ春なら豌豆ご飯や筍ご飯。
秋なら松茸ご飯、冬なら牡蠣ご飯、等々・・
季節を代表するメジャーなものだけをコースの献立に入れていました。

一般的に炊き込みご飯は面倒なもの、手間暇と材料にお金がかかる・・などといわれます。
たしかにそれらは真実で否定はしません。
本格的な炊き込みご飯をリーズナブルな価格で・・、それが当店の出発点でした。


筍ご飯(南瓜の天ぷら・豌豆の卵とじ・胡瓜とシラスの酢の物)

しかし当初は日替わりの炊き込みご飯など可能なのか?と自問自答。
ある程度の料理は作れても、そこは自信がありませんでした。
一発勝負の献立もあり、満足のいく仕上がりにならない日もあり、お客さまにはご迷惑をおかけしたかもしれません。

あれから10年あまり・・、ある程度のノウハウも蓄積し、やさしいお客さまに支えられて今日の当店があります。


紅鮭ご飯(小松菜と竹輪の煮浸し・南瓜の含め煮・高野豆腐の卵とじ)

炊き込みご飯は白ご飯に比べ、手間とコストがかかります。
具材の処理にも時間がかかり、今でも難しいと思っています。
美味しいことは分かっていても、いざ作るとなると、そこが敬遠される理由かと思います。


トウモロコシご飯(カレーキャベツ・国産ひじきの五目煮・イリコの磯辺揚げ)

料理教室では毎回炊き込みご飯を作ります。
お教えすると以外に簡単に美味しくできる!と好評です♪
一見、敷居が高いように考えがちですが、もっと沢山の方に作っていただきたいものです。

炊き込みご飯の良い点は・・
◆白ご飯よりも炭水化物の量が少ない。(具材によりとてもヘルシー)
◆栄養価が増す。(特に当店の黄金出汁にはタンパク質やカルシウム等、沢山の栄養が含まれています)
◆おかずの量が少なくて済む。(炊き込みご飯はご飯とおかずが一体になったものです)
◆旬の具材を使うと季節感が感じられる。(日本に生まれて良かったと思う瞬間です)
◆そしてなにより美味しい!(あえて説明は不要かと。笑)


シシャモの卵とキクラゲのご飯(サラダブロッコリー・切干大根の五目煮・キャベツのカレー煮)

私は大のごはん党です。
特にごはん食いで、美味しい白ご飯ならおかずがなくてもパクパクいけます。
ただ、白ご飯が本当に美味しいと思えるのは新米の時期だけです。
特に春になり暖かくなると、米も乾燥し、極端に味が落ちます。

奥の深い炊き込みご飯。
これからも魅力的な炊き込みご飯をリーズナブルな価格でご提供できたらと考えています。
本日の茶飯。
実はグラムが数千円する最高級の一番茶を使いました。

市場のお茶屋さんの前でにらめっこ。
手にとっては置き、手にとっては置き、かなり迷いました。

趣味で使うなら迷いません。
しかし商売である以上、予算もありますし。
結局は初摘みの新茶にしましたが、同じ新茶、産地でも二倍以上の開きがあります。

本来、このようなものは急須で注いで楽しむもの。
炊き込みご飯にはどうなのだろうかとも思いました。
ただ一年に一度の新茶飯。
ここは妥協しませんでした。

さすがに葉も柔らかく、米と一緒に炊き込みました。
通常は処分する茶葉殻ですが、実は沢山の栄養と旨味が残されています。
これは使わない手はありません。

ただ、あいにくの空模様と会社がお休みの方もおられ、少々残ってしまいました。
従業員が食べれるのはありがたいのですが・・(苦笑)



こちらは先日の休日に炊いた筍ご飯。
木積(コツミ=大阪符貝塚市)の白タケノコも中々の美味しさでした。



ただ欲張って目一杯炊いたので炊飯器が大変なコトに・・(汗)
何事も余裕をもって行いたいものです。
市場で果物を見ていると、驚きの苺を発見!
化粧箱入りの高価な苺が並ぶ中でもひときわ異彩を放ち、隣の20粒3千円の苺が霞んで見えます。(汗)



通常は1箱に何十粒かが入っているのですが、これはたったの1粒。
1粒が千円以上もする苺には正直参りました。
しかしその苺を買い占めた私に自分でも驚いています。(苦笑)



名は「寒熟」。
品種は「紅ほっぺ」らしいのですが、ここまで大きくするにはかなりのノウハウが必要なようです。

1粒の重さは約60g。
極限まで完熟させて収穫するので、お味も究極の苺なのだとか。

私は特別苺好きでもないのですが、食べるものには興味があります。
まだ食べてはいませんが、貧乏性の私にはもったいない気分になります。(笑)

普段は銀座千疋屋さん等でしか買えないとのことですが、楽天のお店でも売ってますね。
3粒で5,980円・・・ハハハ(汗)
市場では蕗の薹(フキノトウ)など、春の食材が並びだしました。
気の早い私ら(料理人)はつい浮足立ってしまいます。
まだ大寒(1月20日)も迎えていないのに・・

毎年おせちに入れる早堀りの筍。
春待ち筍ともいわれますが、まだ地表に顔を出していないものを掘り起こします。
完全に地中に隠れていますので掘るのが難しく数も少ない。(鼻のきく猪は得意なようですが)
福岡や徳島などが主産地で、合馬などは毎日少しずつしか入荷がなく、3日かけて集めました。
しかしこれだけは譲れず、どんなに高価でも毎年入れています。

例えばこんな年もありました。
数が少なく産地もバラバラ・・苦笑


2014年


2016年

恒例の筍ご飯は3月頃になりますでしょうか?

初日は七草(春の七草)ご飯でスタートする年が多いのですが、あいにく今年は日曜日。
中にはこのメニューを楽しみにされている方も多いのですが残念です。

今年も美味しくて栄養満点のお弁当をご提供できればと思っています。
中央市場は5日からでしたが、初荷は少なく今日初めて出向きました。
もちろんまだ本格的には入荷がありません。
ただ・・驚きました。

昨年暮れよりは値段も下がっているのかと思いきや、特に野菜は輪をかけて値上がりしています。
買い物に行かれる方ならご存知でしょうが、相場の2~5倍のお値段で、衝撃を受けました。
これから大寒を迎えますが、恐らく暖かくならないと安定しないのではないでしょうか。

今日仕入れたのは玉ネギや人参などの根菜類と、お漬物用の白菜など。
白菜も1玉800円ほどの衝撃価格でした。
今年も年明け早々、悩みのタネが尽きません。


箱は欅で文鎮、墨、硯、水差しのセットです。

で、馴染みの道具屋さんにもご挨拶。
私の好きな織部の銘々皿があったのですが、少し柄が気に入らない。
納戸も狭いので断念し、筆入れをいただきました。
大小様々の筆入れを持ってはいますがまた衝動買い。
最近は筆を使う気持ちの余裕もなく、うーん・・どうなんでしょうか?




掃除機をかけるとすぐに飛んできて催促されます。(苦笑)
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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
16
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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