今日の献立
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昨日も市場に入りましたが、いや高いですね。
野菜は台風の影響もあり絶対的な品不足。
雨に打たれ水浸しになった葉物は特に高価で来週が怖いです。

もちろんシケで漁ができませんので魚も減少。
特に目を引くのが鮭(サケ)です。

先日のショッキングなニュース。
日本漁船も操業するロシア200カイリ内のサケ、マス漁が2016年から禁止になるとか。
世界の漁獲高の3分の1を食べる日本人には特に驚きのニュースでしたが、本当に今年で最後になるのでしょうか?

今年は北海道沿岸での不漁に続き、現在も政府間交渉の長期化からロシア200カイリ内での漁が始められずにいます。
日本全体での消費量からすれば、この200カイリ内での漁獲高は約0.4%ほどとか。
しかし、漁師さんにとっては死活問題ですし、良質な鮭が買えなくなると当店も困ります。
輸入の養殖物では美味しくありませんから・・
本来なら献立に上がる初夏の味覚 時鮭や紅鮭。
前浜産などは
例年よりもかなり高価で、まさに幻の鮭といえます。


昨年の時鮭

魚に関してはちょっと疑問もあります。
魚はとれた海域よりも、持ち帰った港が産地になることが多いのです。
鮭でいえばロシアにお金を払い、ロシアの海域で漁をして持ち帰ると国産。
ロシア側から入荷すればロシア産と表記されます。
ただ、あの辺は本来日本の領土、海域だと思うのですが・・

お寿司のネタでは長年人気のあったマグロを抜いてサーモンが一番だとか。
このサーモンも輸入が主ですが、主産地のノルウェーやチリでの生育不良、また世界的な寿司人気や円安から1.5倍ほどに高騰しています。
当店でも600円ほどいただければいつでも献立にできるのですがいかがでしょう?

夏が過ぎると秋鮭の季節です。
さて
今年はどうなることでしょうか?
2011年の伊藤忠さんに続き、大阪の二大商社 丸紅さんも移転されました。
当店が開店して7年と9ヶ月。
やや離れた立地ながら沢山の方にお世話になりました。

丸紅さん並びに関連企業の方々には大変ご贔屓にしていただき、感謝の気持ちで一杯です。
今度のオフィスは堂島とか。
さすがにまたご来店くださいとは言えませんが、本町にお立ち寄りの際はぜひお待ち致しております。

しかし、船場地区が心配です。
これまでも沢山の会社が本町を離れ、北区の方に移転されています。
何とかこの地を盛り上げて行きたい・・今はそう思っています。



雨の日も風の日も、毎日お世話になっていたお客様からお心遣いをいただきました。
来週からお会いできないかと思うと、今はただ寂しい気持ちですが、長い間 本当にありがとうございました!
優れた商品はつい紹介したくなります。
伊藤食品の魚の缶詰。



子供にも安心して食べさせられる、美味しい食品を作りたい・・との思いから販売されています。
実は以前からのファンで、常にストックしてあります。(笑)
真面目なメーカーさんは応援したくなりますね。
マグロ缶やサバ缶。
今なら限定販売でイワシ缶もあります。

味付けは極シンプル。
化学調味料のたぐいはもちろん使っていませんし、醤油煮なら醤油に砂糖と食塩など・・
魚は国産ですし、恐らく現代の分かりやすい味付けに慣れた方だと物足りないかもしれません。


日本はコンビニ大国です。
私はコンビニにはほとんど行きませんが、皆さん何を買っているのでしょうか?
特に惣菜やお弁当など、味付けはもちろん、内容も、私は口にできません。
自分の身体は自分が食べたもので作られます。
舌(脳?)を刺激する分かりやすい味付けに化学調味料や添加物など、
きちんとした知識を身につけ、考えて食事を摂りたいものです。
神奈川、熊本に続き、札幌でも昨年度の犬の殺処分が0だったと発表されました。
法改正により、業者や飼い主からの安易な引き取りを拒否できるようになったことと、飼い主の説得や動物愛護団体との連携などの努力が報われた結果です。

単なるお金儲けの為に無理な繁殖を繰り返すブリーダー。
また、安易に動物を飼い、簡単に投げ出す無責任な飼い主。
全くもって許しがたい行為です。
ペットショップで犬がボックスに入って並んでいる国など、先進国では日本くらいでしょうか?
ちなみに、有名百貨店で毛皮が並んでいる国も日本くらいです。





写真は最近来店してくれるペコちゃんです。
大きなお目目が愛くるしく、おとなしくて愛想のいいおりこうさんです。
また、私の愛犬ハチ。
実はどちらの子も施設から保護された犬です。





ペコちゃんもハチも、保護が遅れていれば今はこの世にいなかったかもしれません。
幸いどちらの子も元気一杯に日々を生きています。
正確な年齢が不詳なのが玉にきずですが、末永く可愛がってあげたいものです。
金曜日は久方ぶりのしきしき厨房。
大きな真鯛の兜煮と鯛の子煮。


大きすぎてパックに入りません!

当店にしては高めの価格設定でしたが、数に限りもありすぐに完売。
しかし、以前の店なら兜煮で4,000円以上、鯛の子も1,200円以上はいただける価値ある一品。
天然近海物の真鯛を使った惣菜など、ウチぐらいではないでしょうか?
ましてや天然鯛の卵など、食べたくても食べられない代物です。
ちなみに、世間でいう鯛の子とはほとんどがタラコの代用品。
本鯛の子などは滅多に口にできません。


上品できめ細やかな本鯛の子

本格的な料理作りは楽しいですね。
手があればもっと作りたいのですが、現状は難しいものがあります。
また次回、機会がありましたらよろしくお願いいたします。
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プロフィール
HN:
しきしき
年齢:
16
性別:
非公開
誕生日:
2007/10/08
職業:
料理家
趣味:
料理とお菓子の研究
自己紹介:
以前はこだわりの料理屋を営んでおりましたが、より沢山の方に召し上がっていただきたく、炊き込みご飯と雑菓子の店を本町にオープンいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

<営業時間>
11:00より売り切れ次第終了

<定休日>
土・日・祝祭日

<所在地>
大阪市中央区久太郎町2-5-18

<電話>
(06)6245-5636

<ご予約>
8:00~11:00までにお願いいたします。
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